(ベルリン総進撃(Rush on Berlin)その1)第245回定例会の様子 その5

▼(Jコマンド誌39号付)ベルリン総進撃
(Rush on Berlin) 
3人戦
 写真は参考までに持ち寄られた同じコンセプトのドイツ末期戦の秀作「(SPI/TAC誌24付録)Battle for Germany」と、コマンド39号およびYSGA標準使用のベル総改訂ルール掲載号であるコマンド42号
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▼第1ターン(44年6月前半)連合軍プレイヤーターン、英米軍ディエップの東隣3108ヘクスに侵攻上陸敢行。守るドイツ軍がスタックしていないので最高比で一撃粉砕。上陸成功。
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▼第2ターン(44年6月後半)終了時の盤面全景
 バグラチオン作戦ルールの勘違いから、バグラチオン作戦発動しないまま普通に攻撃をし続けるソ連軍。バグラチオン作戦は補給ユニット1つ追加とシフト修正が魅力ではあるが、1ターンの完全沈黙が義務付けられる為、あえて作戦発動せずに毎ターン攻撃し続けるという選択肢もあり。
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▼第3ターン(44年7月前半)終了時の盤面全景
 西部戦線でドイツ軍大反撃。英米軍が占領した港湾都市2つを奪回し、ヒットエンドランで走り去る。東部戦域では白ロシア戦線が崩壊し、ルーマニアも4ヘクス解放されてルーマニア降伏。(要塞補給ルールを勘違いして、ヴテテブスクとボブルイスクにドイツ軍歩兵軍団が篭城している。恥を晒すようだが、今後間違えない為に敢えてルール間違いも記載) 
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▼第4ターン(44年7月後半)終了時の盤面全景
 イタリア戦線では英米軍の攻撃が全て防御側全滅となり、ドイツ軍潰走状態。第1ターンに唯一ドイツ軍の通常移動が許される戦線だけに、その時全面撤退しなかったのが悔やまれる。なお途中まで戦略移動ルールを勘違いして、ドイツ軍に限り東部戦線では敵ZOCから無条件に離れて戦略移動できるとしていた。本当は後衛ユニットが居残る限りにおいてという条件付きであった。これも今後の教訓として。 
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▼第5ターン(44年8月前半)終了時の盤面全景
 東部戦線では各所に大穴が穿たれる。東プロイセンにソ連軍侵入で次ぎターンよりドイツ軍総力戦宣言。またソ連軍近接によりワルシャワ蜂起開始。イタリアでも北部の要塞線で早くも最終防衛線を構築。西部戦線では戦線縮小の為に敢えて敵ユニットに近接。
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▼第6ターン(44年8月後半)終了時の盤面全景
 東部戦線ではワルシャワ南方で激しい攻防戦が繰り広げられる。またルーマニアを駆け抜けたソ連軍がブルガリアをも席巻。イタリアと西部戦線はやや安定。 
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▼第7ターン(44年9月前半)終了時の盤面全景 史実通り「9月の奇跡」と言うべきか、盤面的にはドイツ軍防衛線が安定しているように見える(ドイツ軍の体感的には全く安定していないが)。しかし西部戦線では膠着した戦局に痺れを切らした英米軍がダンケルクに二次上陸を敢行。ドイツ軍戦線の一角を食い破る。
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▼第8ターン(44年9月後半)連合軍プレイヤーターン終了時の西部戦線
 先の二次上陸に引き続き、ドイツ軍最精鋭:第1SS 装甲軍団に絨毯爆撃を喰らわせての集中攻撃により、ドイツ軍防衛線遂に崩壊。こうして見るとドイツ軍は前で粘りすぎてユニットを消耗し過ぎた感あり。 
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▼第8ターン(44年9月後半)終了時の盤面全景
 西部戦線だけでなく、ワルシャワ南方戦区でもドイツ軍大撤退。高度に政治的な陰謀ルールにより、ソ連軍がワルシャワを攻撃できないだろう事を前提としてワルシャワに2ステップ残して敵中に見捨てる。また背に腹は代えられず、ギリシャからのE軍集団主戦線収容を期にユーゴスラビアから撤収。しかしその貴重な抽出戦力をイタリア戦線の補強に回した為に、後々東西主戦線の兵力不足に苦しめられる事に。
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▼第9ターン(44年10月前半)終了時の盤面全景
 ドイツ軍、イタリア戦線以外では遂に自転車操業状態に突入。以後、毎ターンその日暮らしの戦線構築/維持に追いまくられる。東部戦線では既にブダペシュトの頭越しにボヘミア・モラビアへソ連軍突入。 
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▼第10ターン(44年10月後半)終了時の盤面全景 
 西部戦線ではアントワープを固守しつつジークフリート線へ向けての撤退開始。それでもパリはまだドイツ軍占領下(英米軍が自由フランス軍のフランス揚陸を怠った為に失点を嫌って敢えて攻めなかった面あり)。東部戦線では遂にケーニヒスベルグにソ連軍隣接。険しい地形効果表でドイツ軍が兵力を回しにくいボヘミア・モラビアを狙って、ソ連軍大攻勢。
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▼第11ターン(44年11月前半)終了時の盤面全景
 東西両戦線で激しい攻防戦続く。ソ連軍はボヘミア・モラビアに圧力を加えつつ、脅しにも使えるスタヴカ・マーカは東プロイセンに並べてドイツ軍戦力を牽制。
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▼第12ターン(44年11月後半)連合軍プレイヤーターン進行中の盤面全景
 
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※参考までに、いつも採用しているコマンド42号掲載(コマンド誌公式ウェブサイトの39号エラッタより引用)のベルリン総進撃(Rush on Berlin)改訂ルール

 『第39号附録「ベルリン総進撃(Rush on Berlin)」ですが、発売後ゲームバランスに若干の偏りがあると指摘されてきました。そこでここ数ヶ月間に渡り度々行われてきた、バランス確認のテストプレイの結果、以下のルール改訂が公式に適用されることになりました。この改訂によって、やや連合軍に優位かといったバランスになり、「ベルリン総進撃」というテーマに、より相応しい熱戦が繰り広げられるようになります。

6.9 枢軸軍の補充(改訂) 選択ルールであったドイツの補充ドクトリン〔22.1参照〕を正式に採用します。またこれに伴う補足説明として、壊滅ボックスに機械化軍団がない場合、受け取った機械化補充ポイントは、マップ上でステップロス状態にある機械化部隊の補充に使うことができます。ただしこの場合、受け取った機械化補充ポイントを非機械化補充ポイントとして使うなら、まず壊滅ボックスにある軍団の再建に使わなくてはなりません。
なお例外として、独予備軍団を増強〔6.9.6参照〕する場合に限り、たとえ壊滅ボックスに再建可能な軍団があったとしても、枢軸軍プレイヤーの任意で予備軍団増強に補充ポイントを使用することができます。

9.5 補給ユニット(改訂) ソ連軍の補給ユニットに限り、戦略移動を行うことができます。ただし補給ユニットは、戦略移動を行ったそのターンには、攻撃補給としては消費することができません。これを表すため、その補給ユニットにはターン終了時まで戦略移動マーカを載せておき、攻撃補給に使えないことを示しておきます。

11.2 連合軍の戦略移動(補足) ソ連軍の補給ユニットは戦略移動を行うことができますが、1ターンに1ユニットまでという、この制限に含まれます(補給1、部隊1ではなく、いずれか1ユニットです)。

16.5 戦闘結果(改訂) 重要「総統死守命令」 枢軸軍に限り、それが攻撃か防禦かを問わず、戦闘結果を被った際にはまず最初に1ステップロスしてからでないと退却を選択できません。例えば、独軍とハンガリー軍のスタックが敵に攻撃を受け、戦闘結果3を被ったとすると、まず1ステップロス(この場合、より防御力の高いユニットに損害が適用されるのに注意してください)したあとで、2ヘクス退却できます。

解説 バランス問題の原因は、蹂躙攻撃や上陸/空挺攻撃を除いて、「E」以外の結果を全て退却で満たせることでした。このため退却させられはしたけれど、次の移動でたちまち舞い戻ってくるという、おかしなピストン防禦が可能でした。またその柔軟性ゆえに、苦しいはずのゲーム中盤以降、枢軸軍の補充ポイントが使われずに捨てられるといった、到底ヒストリカルとは認めがたい展開になりがちでした。これを是正するために、1ステップロス強要と壊滅ボックスからの優先補充を、公式ルールとしました。この改訂により枢軸軍は、史実に近い焦燥感と緊迫感を存分に味わうことができます。

20.7 戦場の霧(原則として削除) 公式ルールにおいては、この選択ルールは原則として使用しません。ただし参加者全員の合意が得られるなら、採用してもかまいません。その場合、枢軸軍側にゲームバランスが傾くことを、ご承知おきください。』
by ysga-blog | 2009-11-28 20:30 | CM39 ベルリン総進撃 対戦記 | Comments(0)
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