新年明けまして、(AH)アンツィオ/ANZIO でございます

今回のANZIO、最後のターン(1944年10月第2週連合軍プレイヤー・ターン終了時)の状況です。
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連合軍の一次上陸は、守備隊がいないサレルノに行われました。
いつものとおり、ドイツ軍は通常戦力投入表を選択します。
連合軍に投降したイタリア軍のローマ守備隊は、ドイツ軍の第2降下猟兵師団その他の攻撃を受けて殲滅されます。
ドイツ軍は、南部での抵抗に見切りをつけて早々に撤退します(新マップでは、戦線が広すぎて守れません)。
ナポリ前面で戦線を構築し、カッシーノの主防御線ができるまでの時間稼ぎをします。

1943年一杯はカッシーノ・ラインで一進一退の攻防が続きます(ドイツ軍は防御拠点を駆使して戦線を死守)。
1944年初頭、連合軍はローマとナポリの中間部に位置するテラキナに二次上陸を敢行し、グスタフ線を挟み撃ちします。
海岸付近でドイツ軍2個師団(HG師団を含む)が包囲されて全滅し、ローマへの道が開かれます(この2個師団は、今回のプレイを通して完全に全滅したドイツ軍唯一の師団ユニットでした)。
ドイツ軍は山間部の防御拠点を放棄して退却し、戦線の直線化を図ります。
ここから連合軍がローマに到達するまで、約4ヶ月間にわたる遅滞戦が繰り広げられます。
1944年4月末に行われた集中空爆の結果、連合軍はようやくローマ市内に突入しますが、ドイツ軍は戦線を立て直してテヴェレ川後方のラインで頑強に抵抗します。
連合軍はローマを確保するために合計で10ステップ以上を失い、「ローマは市街戦で廃墟と化しただろう」と連合軍プレイヤーを嘆かせます。
ローマ放棄後、ドイツ軍は後方に新たな臨時防衛線を構築し、プレイが終了する1944年10月まで連合軍がジリジリ北上する展開となります。

今回のプレイでは、連合軍が全期間を通して、ほぼ毎ターンにわたって低オッズによる攻勢を持続したため、両陣営がすさまじい損害を出しました。
ただし、集中空爆前の準備期間はわずか1ターン(週間)で、結果的に疲弊した部隊での攻撃になったために、ドイツ軍の戦線が崩壊するほどの打撃を与えることはできませんでした。
ドイツ軍の反撃は、防御拠点の確保を中心とする限定的なもので、一度だけローマ近郊で有力な部隊を集中して反撃しましたが、最悪のサイの目で大損害を被ってからは、もっぱら防御戦に終始しました(通常戦力投入表なので、装甲師団は43年中に全て他戦線に転出。唯一の精鋭HG師団は壊滅しています。また、装甲擲弾兵師団も1個を残してプレイ終了時点では全て転出しています)。

写真の戦線後方では、フィレンツェを軸とした恒久防衛線(ゴシック・ライン)の建設が着々と進んでいる状態です。

今回のプレイでは、残念ながら最終ターンまでプレイできませんでしたが、数年ぶりの対戦ということもあってANZIOの魅力を再認識すると共に両プレイヤーとも大満足の展開でした。
「地味だけど、やはりアバロンヒル&アンツィオ上陸作戦: ANZIOは面白い」(O林氏)
年に1度はキャンペーンをプレイしなければいけないと話し合ったものです。
by ysga-blog | 2010-01-10 20:13 | アンツィオ対戦記 | Comments(0)
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