(GDW)ホワイト・デス フォロワー集会第1回 その2

▼2戦目、第1ターン終了時の全景。
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▼2戦目、第1ターン終了時のヴェリキエ・ルキ周辺。
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▼2戦目、第2ターンソ連軍第1インパルス終了時の全景。(マーカのターン表示は反対)
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▼2戦目、第2ターンソ連軍第1インパルス終了時のヴェリキエ・ルキ周辺拡大。
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※2戦目の戦訓を採り入れてのソ連軍作戦方針:
 まずソ連側の戦略目標を明らかにしておきたい。
 それはドイツ北方軍集団の大動脈たるレニングラード~ヴィテブスク鉄道の切断である。これに比べるとヴェリキエ・ルキ(以降VL)市の包囲殲滅など副次的な目標に過ぎない。これは本作の勝利条件を見ても明らかで、VLの占領自体は1点にもならないのに比べ、西端鉄道上の町を一つ占領している毎に、各インパルスにつき5点もの高得点となる。それ以外の得点源は独軍が失った戦力によるが、これは戦闘の結果次第で、プレイ前から狙ってどうこうできるものではない。好機を逃さず包囲して潰せと当たり前の事を言うしかない。
ただ包囲して孤立させてから減殺すれば得点が倍なので、VLに立て籠もるであろう敵の大軍は、必然的に孤立させてから始末する事になる。これらから導き出される作戦方針は、独軍の初期配置が許す限り、まず最初のインパルスに活動ポイント(AP)の全てを費やしてでも、VLの背後にスキーと戦車を長駆浸透させて補給線を遮断し、強力なソ連歩兵連隊がロワチ河を渡った2ターン目以降は、それらに西端鉄道上の町を攻撃させる事である。
 初動でVLの包囲を狙うのは、最前線の独軍が鉄道移動でVLを越えて西端鉄道線の守りに向かわせない為であり、初期配置の歩兵連隊も砲兵を後方に置き捨てて最大限西進させる(なおVLを孤立させる為には北端から延びる道路も遮断する必要がある事に注意)。独軍が最前線に配置できるユニットにはZOCを持たない火器中隊が含まれるので、必ず北か南に戦線の綻びがあり、そこを利用して突進する。スキーは10AP費やせば原則として40ヘクス突進できるので、これで西端鉄道からVLへ延びる鉄道と道路上に進出する。また強力なT-34は独軍最前線の翼端に布陣しているであろうスキー部隊のZOCを華麗にスルーしてVL背後の鉄道線上に進出。脆弱なT-70軽戦車は跨乗歩兵と共に敵ZOCを避けてVL脇のロワチ河橋梁に布陣。ここで跨乗歩兵は分離して南西端からVLへ続く鉄道を遡る。リプレイでは守備隊ルールを導入しているので町を無血占領する事はできないが、第1ターンの独軍に反撃の余力は無いだろうから、スキーと戦車の進出で二段重ねの阻止線を張れば、第2ターン冒頭でのVLへの補給搬入は無理と思われる。
 とにかくソ連軍にとって初動2ターンは、無茶に思えても最初の移動で可能な限り西端鉄道への進出を図るべきで、初期配置の歩兵連隊は西端鉄道への攻撃と保持に使い潰す覚悟で臨む。そして鉄道上の町を占領したら、小刻みにインパルスを刻んで得点を稼ぐ。包囲された途端に弱くなるシステムなので、長期確保は困難であり、占領による得点は稼げるときに稼いでおく。ターン数は長く、ソ連軍は多いので、独軍減殺による得点は後でも稼げるのだ。
その間後方へ取り残されたVLは増援の大軍で着実に包囲を図ればよい。その後の戦いは包囲したVLへの弾幕砲撃と、VL救出の阻止、また虎視眈々と西端鉄道への進出を狙い続けて独軍へプレッシャーをかけ続ける事が肝要である。

▼上記の作戦方針に基づいて/2戦目の独軍初期配置の様に戦線の翼端が切れている場合のソ連軍初期配置と序盤作戦案。歩兵を含め機動力のある部隊は戦線の穴を潜り抜けて一気に走り抜けるように集中配置。
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▼突破に追随できない砲兵ユニットは、増援の歩兵がくるまでは円周防御陣を張る。特に攻撃されるとなすすべもない、虎の子カチューシャ・ロケットと軍砲兵は輪形陣の真ん中に。
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by ysga-blog | 2010-05-08 00:28 | (GDW/CMJ96)ホワイトデス対戦記 | Comments(0)
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