(GDW/CMJ最新96号)ホワイト・デス 新旧比較と初期配置模索 その3(序盤戦車浸透阻止)

(GDW/CMJ96)WHITE DEATH
(GDW/CMJ最新96号)ホワイト・デス


 綺麗なコンポーネントを眺めていると、沸々とプレイ意欲が湧いてくるのがウォーゲーマーの性質(さが)。
 そんなわけで、序盤用のユニットだけ切り出して、本誌リプレイ記事の初期配置図を頼りに、早速セットアップしてみた。
 なおリプレイでは、第1ターンにヴェリキエ・ルキからノヴォソコルニキへと延びる鉄道線上にソ連軍戦車が隣接すると、その後の防衛計画に大変な支障をきたすとあったので、その浸透移動阻止を念頭に置いて配置を考え、戦車の浸透だけソロプレイで検証してみた。
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 移動力の問題から、ソ連軍戦車がヴェリキエ・ルキからノヴォソコルニキへと延びる鉄道線へアプローチできるとすれば、ヴェリキエ・ルキ市街の南側しかないと思われるので、ロワチ河に架かる橋から市街にかけて砲兵ユニットで埋めてみた。砲兵は対戦車力が大きいので、ソ連戦車に攻撃されても、まず最初の防禦射撃で撃退する可能性もある。オーバーランが無いゲームなので、ユニットで埋められると、インパルスを小刻みに実施して戦闘後前進でゴリ押しするしかない。
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 今回は、初動でソ連軍が8移動ポイントを費やして行軍するとして検証してみたが、6MPでロワチ河の砲兵に隣接して攻撃、続いて3MP(ソ連軍は最低3MP消費が義務)で攻撃、残った1MPで1アクション・インパルスを作って前進という3段階の行軍方法を採った場合の検証も必要か。それでも今回のドイツ軍配置で、それもカバーできると思うのだが。いずれにせよ、早くこのコンポーネントで対戦して実地に確かめてみたいものだ。
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 リプレイでソ連軍が採った作戦通り、対戦車力の低い山岳猟兵大隊のZOCを突破してみた。
 2ヘクス分のZOCを抜けるので、それぞれT-34/76中戦車とT-70軽戦車が2回ずつ、対戦車射撃を受ける。
山岳猟兵の対戦車値は1兵力(SP)につき0.5なので4SP×0.5で2対戦車火力。T-34/76の防御値は4なので1-3の欄で(6面体ダイス1個振りの対戦車戦闘結果表)、ピンのみ命中(2回判定の結果は、まぐれ当たりで1(SP)失ったものの、士気判定にはパスしてZOC浸透成功)、T-70軽戦車の防御値は2なので1-1の2以下命中で、結果命中して1(SP)失った上に士気判定にも失敗してZOC1ヘクス抜けたところで停止。
戦車と共にZOC突破を図った戦車跨乗歩兵(選択ルール使用)は、スタックしていたT-34とT-70が被った損害の累計を修正値として士気判定を行った結果、潰走状態に陥って潰走と言う名の前進で、森に逃げ込んだ。
※追記...写真を見て改めて考え直してみると、ヘクス3434に配置している山岳猟兵大隊を、1ヘクス北へずらしてヘクス3433に配置すれば、対戦車値が合計4になると気が付いた。こうすれば当たる確率も増え、T-34/76が士気判定にしくじる可能性も増せる。とは言え、今回同様、命中しても士気判定にパスすれば浸透されてしまうのだが。
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  綺麗なユニットが並ぶと、実に壮観。
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 どの師団に属するか、カラーバーの存在により、パッと見で分かるのが便利。
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by ysga-blog | 2010-12-18 15:09 | (GDW/CMJ96)ホワイトデス対戦記 | Comments(0)
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