YSGA第268回定例会 その13 (GMT)Here I Stand)

(GMT)ヒア・アイ・スタンド
Here I Stand

b0173672_1044897.jpg
b0173672_1057599.jpg
もっちひさんの対戦後コメント:他のプレイヤーはやり込んだ経験者ばかりで内心おっかなびっくりながらも、とりあえず初心者向けらしいイギリスを担当する。
アイルランドに侵攻するもフランスのカード介入で手間取り第2ターンに征服、ヘンリー8世が離婚の請願を行ったところで、なんと第2ターンにして教皇が新教指導者を焼きジェノヴァを味方に付けて、勝利してしまった。

仕切直しで今度はフランス。アイルランドにカード介入したり探検や植民を行い、第2ターンに「軍事力への脅威」カードが来たのでハプスブルクのアルバ公をパージし、対ハプスブルク戦をと考える。だが1ターン謹慎のみにとどまり開戦は延期。今回も教皇は勝利目前だが新教も巻き返しゲームは続く。

第3ターン、再び「軍事力への脅威」を入手したが、トルコがウィーンに迫る勢いに見えたため、バランスを取ろうかとイブラヒム・パシャをパージし成功。だが他プレイヤーの反応に「やっちまったか?」と冷や汗をかくも後の祭り。トルコ軍は攻勢継続力を失い本国へ引き上げる。
b0173672_1058241.jpg
第4ターン、トルコはロードス島の聖ヨハネ騎士団を壊滅させ「コムネロスの乱」でイベリア半島沿岸を混乱させたが、ハプスブルクがこれに猛抗議し対トルコ戦を再開。ブダ、ブカレスト奪回にとどまらず、イスタンブールに迫る勢い。
教皇も気になるが新教に任せるしかないと、対ハプスブルク戦に備え兵力を増強する。

第5ターン、イギリスに講和を申し込みハプスブルクに宣戦。モンモランシー元帥はナバラを占領。
ハプスブルクはトルコとの戦いに手一杯と見て、イベリア半島制圧すら夢想したが、やはり甘かった。

第6ターン、カール5世は地中海を横断し一気にナバラ突入。傭兵の寝返りとテルシオ戦術の前にわがスペイン遠征軍は全滅し、モンモランシーは捕虜となった。
来年はハプスブルクとの講和しかなくなったので、イタリア方面進出の布石に政略結婚でジェノヴァを支配下に。
ところが、着々と大聖堂を建設していた教皇が、新教指導者を一気に3人も焼き殺して勝利得点を27に。
新教プレイヤーは挽回を試みるも、神が見捨てたもうたかあまりにもサイの目が悪くジ・エンド。またしても教皇の勝利となった。
b0173672_1059293.jpg
傑作と名高いゲームだけあり、やはり面白かったです。
今回は私のイブラヒム・パシャ排除が明らかにゲームの方向を左右してしまった(トルコがジリ貧になり海賊行為を行えなかったのが教皇勝利につながった)のは苦い経験でしたが。

ゲームとしては俗界での領土争い、宗教改革、そして新世界探検と色々楽しめますし、各勢力ごとの独自のVP獲得方法がまた雰囲気を醸し出していて良いですね。
イギリス、フランスをプレイ出来たので、次回はトルコで海賊稼業に精を出すのも楽しいかも知れません。
b0173672_110695.jpg

『ヒア・アイ・スタンド』でハプスブルグを初めて担当させてもらいまして、まあ、なんといいますか、お疲れさまでした。
 傍目に見ていて、あれだけカードがあるならハプスブルグはやりたい放題だと思っていたのですが、いざやってみると、カードに自分が操られました。手札に裏切りがあって、ランツクネヒトがあって、テルシオ戦術があって、不衛生な屯営とかがあって、ほかにもなんかいろいろあって、使わないと流れてしまうわけです。他の陣営はカードをすべて使ってしまっていて、反撃を気にせず本当にやりたい放題です。頭の中に変な汁がどくどくと流れてきました。
 いつもはヘタレなチキンプレイを身上にしているだけに、こうなるともう歯止めがききません。今が人生のクライマックスじゃないかとさえ思いました。女房子供がいても捨ててたんじゃないですかね。この先に破滅があるとしても、もう行くしかないって感じでした。ダークサイドに落ちていくときの昂揚と陶酔を味わえました。そういうゲームはなかなかないと思います。それから、中国大陸の泥沼へ前のめりにはまりこんでいった戦前の軍部の気分が少しわかったような気もしました。彼らも自分の手札を過信しすぎたんですかね。
 たしかにトルコの奥深くまで攻めこむことはできました。しかし、それで勝てるわけでもなく、教皇に勝利をさらわれてしまいました。結果的に最後になってしまった(たしか)第4ターンに教皇さんからなにげなく同盟をオファーされて、あの時は「なんでまた」と思いつつ、ハルノートばりに黙殺してしまったのですけど、今にしてみればあれもひとつのサインだったように思います。教皇としてあの時点で勝利が見えてきたので、こちらから攻められないように打診してきたのではないかと。

 教皇が先行していたのは衆目の一致するところでして、そこで対応すべきなのはハプスブルグの役目だったと思います。第3ターンと第4ターンの外交フェイズにそれぞれ教皇に宣戦布告すべきか検討はしたのですが、結局、決断を先送りにしてしまい、あの結果を招いてしまいました。結果論ですけど、第4ターンにトルコと講和して教皇に宣戦布告すべきだったでしょうか。
 しかし、目をキラキラさせながらぐっと掌を組んで「ボクが間違えていた! ボクたち
がすべきだったのは戦うことじゃない、愛し合うことだったんだ!」と言ったところで、トルコが納得するか微妙ですね。だいたい、突出してきたから叩いたわけでなくて、カードを流すのがもったいなくて攻めただけですから、やめるにもやめられませんわな。もう戦略とかなにもなし。なんだか自分で書いていてひどい話だと思います。戦争って、始めるのより終わらせるのが難しいって本当ですね。

 教皇とプロテスタントは指導者を焼きあうのが定跡ですけど、昨日はいずれも序盤にやってしまって教皇がそのまま勝ってしまいました。ある程度まで宗教改革が進んで目処が立つまで、プロテスタントは焼きあいに応じない方がいいと思いました。たしかにサイの目でプロテスタントが揮わなかったような気がしますが、あれぐらいはちょくちょくある気がします。その場合にはハプスブルグが介入すべきでしょうか。その場合、海賊行為に対抗するため協力するのが難しくなって、トルコが有利になりそうな気がしますけれども。
 ハプスブルグはヨーロッパの旧来の秩序を維持するのが役目というか、恥ずかしいので言いませんでしたけど、ゲームを始める前に私が自分の中でテーマにしていたのが「みんなでニコニコ、明るいヨーロッパ」でした。後になって書いてみても恥ずかしいですけれども。
 まあでも、あんまりみんなニコニコはしてませんでしたかね。フランスさんはいろいろ陰で策謀をめぐらしていて、『三銃士』のリシュリュー枢機卿っぽかとですけど。
ニコニコとはなんの関係もないか。



>>大抵の場合、ハプスは立たないとネーデルラントまで手が届かないですけど、その辺、無事だったのでしょうか。

とまぁ、下らないことはさておき。ファンの一人として、興味深く拝見しました。
CDS全般に、カードイベントの活用は非常に重要なポイントと思いますが、ただまぁ、今回は少々やり過ぎだったようですね。ハプスの場合、リソース量が他国が段違いなので、つぎ込めば勝って当然である一方、得られるものは小さく設定されています。
戦勝マーカと保証された和平期間が得られるなら、勝ちつつあるプレイヤーの妨害以外にそれ以上戦争を続ける意味は無い、と私は理解しています。ということもあり、戦争を止めるのも「普通は」それほど難しくなく、必要なのは言い出す勇気(大げさですが)だけかと。その場合、相手が勝ちの目を完全に無くしてしまったかどうか、がポイントなので、やり過ぎないことはとても重要ですね。

ちなみに、裏切りはともかく、不衛生な屯営は相手に持たれなかったことが確認できるだけもハプスにとっては充分に有効なカードですので、使うとしても、相手の攻勢を挫く程度で満足するのが大人のやり方ですね。そう考えると、ランツクネヒトはただの増援カードだし、テルシオも小競り合いの防御に用いる方が有効であることを考え合わせると、カードに操られたというよりは、攻勢にも使えないことはないカード群を手にして、日頃封じ込められていた破壊への欲求が抑えきれなくなった、ということなのでしょう。そんなダークサイドが潜んでいたというのは、正直、衝撃でした。なーんて、冗談です。お許しを。

指導者の焼き合いですが、良く判りませんでした。初っ端に弱っちい指導者の特殊能力を敢えて使用して、わざと単独の弱い的を差し出す、というプレイを交互に行うということでしょうか?
そのようなプレイが「定石」として正当化されているというのは、どうかと思いました。
新教と旧教が馴れ合うとはどういうことですか!
いくら弱っちいからと言って、同志指導者を陥れて異派へ貢ぐなど、決して許されることではありません!!
ということで、基本的には、やらせずに、やる、を追求すべきかと。当然ですね。私は昔も今もこれからも、そのスタイルです。それで勝つのが漢。

あと、「みんなでニコニコ、明るいヨーロッパ」というコンセプトは、とても素晴らしいと思います。私もいつもそのようなプレイを心がけているのですが、心無い中傷に遭うことしばしばだったりします。

愚痴とも言い訳ともつかない文章にお付き合いいただきましてありがとうございます。
 未プレイの方に不必要な予断を与えてしまったり、はたまた無駄にハードルをあげてしまったかもしれなくて、反省しています ハプスブルクはWWⅠ前夜とか”エンパイア・オブ・ミドルエイジス”の印象が強く、嫁と姑の板ばさみになる夫とかモンペが山盛りのクラスの学級担任とか気苦労ばかり多いような気がして敬遠していたのですが、意外と好き勝手できたのが驚きでした。もっとも、勝手できるからといって勝てるわけではないというか、そんなことをしていると勝利は遠のくという教訓を得られたわけですけれど。
 ”ヒア・アイ・スタンド”で私のようにハプスブルクを敬遠している方がいらっしゃるかもしれませんが、とりあえず一度はお勧めします。なんか違うものが見えてくるかもしれません。
 新教と旧教の指導者の焼きあいについては以前のゲームで、「末端では凄惨な殺し合いをしているというのに、すでに上では話し合いがついている出来レースってことですか」
 と、あまりゲーム的に有効でない追求をしたところ、「そういうもんでしょ」と素っ気なく返されてぐうの音も出なかったことを昨日のように思い出します。冒険者が世界一周を成功させてしまったせいでミラノを割譲させられたりとか、考えてみるとこのゲームをプレイするたびにトラウマが増えている気がします。焼きあいをやった先日は2回とも教皇が前半で勝ってしまったことや、しなかったからといって特に宗教陣営の勝率が低くないことを考慮すると、少なくとも新教側に応じる意味はなくて、「やらせずに、やる」でいくべきかもしれません。
 マルチゲームは日ごろの行いがそのままプレイヤーの風当たりに直結するので、理想を追うのはなかなか難しいですね。次も三十年戦争のゲームをプレイ予定ですので、引き続きみんなが笑って暮らせるヨーロッパを目指して頑張っていきたいと思います。

by ysga-blog | 2011-10-15 16:17 | 【中世ヨーロッパ:総合】 | Comments(0)
<< YSGA第268回定例会の様子... YSGA第268回定例会の様子... >>