YSGA第269回定例会 その11(EP/CMJ誌別冊)東部戦線 CMJ再版特典「プラハ宣言」

(EP/CMJ誌別冊)東部戦線
CMJ再版特典シナリオ「プラハ宣言」
YSGA第269回定例会 その11(EP/CMJ誌別冊)東部戦線 CMJ再版特典「プラハ宣言」_b0173672_635571.jpg

 「ゲームを選ばば書を読みて、六分の侠気、四分の熱」ということで(?)、会の企画「東部戦線特集」を墨守してブダペスト市街戦を半ばやけくそ気味にジャンボ・プレイしている2人に触発されて、中欧の首都つながりでプラハ市街戦を選択。だけどシナリオカードにソ連軍第1ターンの買い物ポイントが記載されておらず、T-70軽戦車1駒だけの偵察行動しか許されないのかと悩む。
これ実はエラッタで、訂正カードでは第1ターンに50ポイントで部隊編成するとなっていた。
他にもソ連軍側の弾薬欠乏数値が丸々抜けているなど間違いが多いので、「東部戦線」を持っている方は、忘れずにここから訂正カードをダウンロードして、その他のエラッタも確認しておくべき。
YSGA第269回定例会 その11(EP/CMJ誌別冊)東部戦線 CMJ再版特典「プラハ宣言」_b0173672_11314675.jpg
独軍から見たこちらの対戦の詳細は、素晴らしいリプレイブログを製作して下さっている、
もりつちさんの「徒然なるままに」ブログもご覧下さい。

★赤軍担当もっちひさんの対戦後コメント:EP/CMJ「東部戦線」シナリオ9「東プロイセン防衛戦」が終わった余り時間で、シナリオ12「プラハ宣言」をプレイ。

ヴラソフ中将率いるロシア解放軍(なぜかヘッツァーとSS歩兵)が米軍と共にソ連軍を戦うというシナリオで、マップもベルリン市街を使用する。両軍とも決められたポイントでユニットを購入して逐次投入するので、手の内を読み合う(購入部隊が決まっているので)

第1ターン、ソ連軍は無償のT-70小隊と50ポイント分の部隊を投入出来る。市街地ではやはり歩兵が必要だろうと考えて親衛歩兵5個小隊と騎兵4個小隊を、米軍戦車はM4中心と予想しT34/85を5個小隊選択。残ったポイントでC指揮官1名、D指揮官3名を選択しておく。指揮官戦死による政治委員の強制突撃の恐怖はシナリオ9のプレイでイヤというほど味わったが、ソ連軍は指揮官なしでは先制射撃と偵察が出来ないため、市街戦では不利になると考えてなるべくスタックに1名配置の方針で臨む。
先攻の連合軍部隊がマップに進入していよいよゲーム開始。移動隊形のM8装甲車3個小隊が中央左右各1小隊道路を塞ぐように全速前進。後方からM4/76、M18、M36各4個小隊が続く。偵察装甲車が足止め、火力と速力に優れた機動対戦車砲たるGMCが前方展開して迎撃と、いかにもそれらしい展開に嬉しくなる。こちらは右翼市街地にT-70と騎兵を、左翼はT34/85を先行させ親衛歩兵はヘクス0407の運河橋を狙う。
次ターンソ連軍は200ポイントの大増援が投入出来る。速戦即決なるか?
YSGA第269回定例会 その11(EP/CMJ誌別冊)東部戦線 CMJ再版特典「プラハ宣言」_b0173672_11321331.jpg
第3ターン、イニシアチブは我が軍に。
増援部隊の10ポイントは貯めておくことも出来たが、占領拠点防備用を兼ねてSU-76・5個小隊を投入する。

中央のJS部隊は平地をさらに前進。ヘクス1305の重要建造物からM36部隊の射撃を受け1個小隊がDとなるが、今度はこちらも射程内。122mm砲が火を吹き、見事1個小隊を撃破。
続いて右翼のT34/85が前進。先ほどのM36部隊に射撃を受けるも被害なし。さらにこちらの射程距離まで前進し、今度は1個小隊をDとされるが、反撃で1個小隊撃破!
やはりGMCは正面切っての撃ち合いには装甲が薄すぎるようだ。

一方、左翼では親衛歩兵が一気に0702の町まで前進したが、0803の市街地に陣取るM18の射撃を受け1個小隊がDに。さらに指揮官戦死!
政治委員が突撃目標に示したのはM18ではなく逃げ遅れたM8装甲車。突撃中さらにM18の射撃を受け1個小隊がDDに。M8はあっさり撃破するも混乱2個小隊も壊滅では割に合わない。
邪魔なM18を排除すべく増援のSU-76を投入。アウトレンジ射撃で1個小隊を失うも強引に前進。1個小隊がDとなるも反撃で1個小隊を撃破。共に機動対戦車砲の撃ち合いとなったが、コスト的にはこちらが有利だ。M18部隊に追い討ちをかけるべくT34/85部隊も町を抜け0603へ前進。
近距離での撃ち合いだがT34が撃ち勝ち1個小隊撃破。
さらに左翼の親衛歩兵が1210の重要建造物を守るM8装甲車に突撃し撃破。

連合軍は半減したM18部隊を後退させるが、右翼のT34/85が逃さず1個小隊を撃破。M18はあまりにも弱い。

第4ターン、連合軍はイニシアチブを取り防備体制を強化。

右翼のT70、騎兵が1210の重要建造物を占領。

左翼のT34/85は運河を渡り一気に1104市街地まで前進。

中央のJS部隊は差し違えも覚悟で、M36と増援のM26重戦車が待ち受ける1305建造物へ前進。
さすがに1個小隊が撃破されるも、こちらも反撃だ…と思う矢先になんとB指揮官戦死!
1204建造物へと突進するJSⅡは連続打撃に力尽き、独り残ったJSⅢ小隊がM36、M18、そして2個小隊のM4に殴り込む。
だが多勢に無勢、さすがのJSⅢもM4を道連れに弊れた重戦車部隊の壊滅により三方から押し込んで行く作戦は左右からの連携を欠いた攻撃となり、中央に集中した連合軍はどちらにも反撃して来る。

第5ターン、イニシアチブは連合軍。
M36、M18、M4の混成部隊により左翼のT34/85が撃破されるが、反撃でM36を撃破。
ヘクス1305強化に前進してきたM5軽戦車1小隊も撃破する。
こちらも右翼のT34/85が前進するも1小隊撃破、1小隊はDからDDへと大損害。
貯めた増援ポイントでT34/76D・5個小隊を投入したが、接近戦とはいえ数だけでは勝てないことを後に思い知る。

第6ターン、唯一残っていたJSⅡ小隊が回復に失敗して失なわれてしまう。
連続してイニシアチブをとった連合軍は右翼にM4部隊を前進させT34/85をDとするが反撃で1小隊撃破。
M18、M4、M5の混成部隊に右翼のT34/85が撃破されるが、こちらも反撃でM18を撃破。やはり連合軍戦車は打たれ弱い。
戦車の苦戦に敵歩兵がヘクス1208市街地に突入し、DD状態だったT34/85がなすすべなく撃破される。

こちらも最終ターンに備え部隊の展開を急ぐ。
YSGA第269回定例会 その11(EP/CMJ誌別冊)東部戦線 CMJ再版特典「プラハ宣言」_b0173672_11323936.jpg
ついに最終第7ターン。
イニシアチブは取るも占領勝利ヘクスはまだ5ヶ所、あと3ヶ所も占領しなければならない。

まずはT34/85・4個小隊が中央通りを進撃し、ヘクス1201、1305の防御部隊の射撃を誘って反撃で敵を漸減する作戦。だがM26、M36、M4らの射撃で2小隊撃破、1小隊D、1小隊DDと壊滅状態になった引き換えがM4小隊DDのみと反撃が振るわない。
続いてT34/76・5個小隊が同じく通りを突進するが、こちらも1小隊撃破、1小隊ずつがDとDDになり、しかも反撃は効果なし。
漸減作戦は大失敗に終わった。

続いて親衛歩兵5小隊がヘクス1103から1104、1105へと進み1305建造物への突撃を目論むがヘクス1104と1105で各1小隊がDとなり、さらに指揮官戦死!
親衛歩兵は1204建造物へ突撃、3小隊を失うも米歩兵を撃滅し1204建造物を占領することは出来た。
だがこれでヘクス1305建造物に届く部隊はいなくなってしまった。
YSGA第269回定例会 その11(EP/CMJ誌別冊)東部戦線 CMJ再版特典「プラハ宣言」_b0173672_6373864.jpg

 ヴラソフ・ロシア解放軍の粘りもあって、米軍勝利
by ysga-blog | 2011-11-20 19:20 | 【その他戦術級ゲーム:総合】 | Comments(0)
<< YSGA第269回定例会 その... YSGA第269回定例会 その... >>