YSGA第273回定例会の様子その3(CoA)The Campaigns of Robart E.Leeその2)

アメリカ南北戦争150周年記念〈1862年-2012年〉
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やる気を殺ぐ箱絵...ジワジワ来るなww

(CoA)The Campaigns of Robart E.Lee
(CoA)キャンペーン・オブ・ロバート E.リー
シナリオ6「チャンセラーズヴィル」


▼第3ターン進行中の主戦場拡大。1ヶ月に渡って北軍を翻弄し続けた「石壁」ジョーンズ将軍を何とか始末し、脅威に晒されていた鉄道デポットにも1個軍団を派遣して守りに就かせた北軍。ワゴンも配置して補給網の構築に余念がない。しかしジョーンズ包囲に騎兵軍団を北上させた為にファルマスの塹壕が申し訳程度の守備隊しかいないと知った南軍リーはラパハノック河を逆渡河してこれを鎧袖一触で陥とし、先にフレデリックスバーグで得た南軍シンパを残置して凱旋。それを指を咥えて眺めるしかないフッカー。
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▼第3ターン終了時の盤面全景。半島ではスミスの後詰として、新たに野戦部隊を編成したハンコックが到来。リッチモンドへの進撃の強力な後押しと思われたが...
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▼第3ターン終了時の主戦場拡大。後方攪乱のジョーンズを始末して、次こそは本来の攻勢に戻れると一息つく北軍と、そうはさせじと新たなる攪乱計画を練る南軍。
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▼第4ターン終了時の盤面全景。半島では、南軍の迂回作戦によって後方を遮断されて袋の鼠となったスミスとハンコックが相次いで全滅(戦闘より攻撃宣言失敗や消耗によるステップロス多し)。
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▼第4ターン終了時の主戦場拡大。ジョーンズの偉功に続けとばかりに強行軍でワゴンを狩って回ったA.P.Hilと、それを追い詰めようとワラワラ集まってくる北軍。中でもおっとり刀で駆けつけたフッカーがブルラン山系の峠道に居座る南軍シンパの妨害(追加1移動力浪費)によって、あと一歩のところでA.P.Hillに接敵できなかったのには北軍プレイヤー切歯扼腕。南軍シンパ、絶対に許さない...
 そしてフレデリックスバーグからワシントン方面にかけてが、がら空きだと気づいたリーは、スチュアートの騎兵軍団を突進させてアレクサンドリアの工兵連隊を除去。これを見た北軍は、ワシントン危うしと慌ててワシントンに1個軍団を駆け戻らせ、それを尻目にスチュアート騎兵軍団はあたかもハーパーズフェリーを窺うかのような大迂回でポトマック河南岸を移動。いいように翻弄され続ける北軍であった。
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※プラドスの詰めが甘い所として、本作のフリーダムすぎる勝利条件が挙げられる。原則としてどのシナリオも、単に敵に戦闘で与えた1ステップロスにつき1点、戦死させた指揮官の星の数がダイレクトにVPになる以外の勝利得点設定がなく、シナリオ終了時に1点でも相手より多ければ勝ちという、極めてフリーダムなもの。
 確かにアメリカ南北戦争の本質は、敵野戦軍の撃滅にあるのだから、この勝利得点設定でも間違いではないが、これだと序盤の小競り合いで数点稼いだら、あとは首都近くの要塞にでも立て籠もって戦闘損害を受けなければ良いというゲーム的な展開になりかねず、また何の得点指針も示されない事で、よほど史実の作戦展開に詳しいゲーマー以外はフリーダムすぎて何をやっていいか分からないという戸惑いも生まれる。
 そこで、あくまでローカルにだが、本来の戦闘損害と階級VPに加えて、プレイするシナリオの史実に沿った勝利得点設定を考案して今回適用してみた。
 結果としては、これが明確な作戦指針となり、ワゴンやデポットの鹵獲によって勝利得点の動きも大きく、演出としても盛り上がったと思われる。もしこれがなく、射撃戦闘の結果だけが勝利得点のままだと、5ターンプレイして両軍が5、6点程度の勝利得点を競うという、感覚的にパッとしない展開となっただろう。

【私家版シナリオ6専用勝利得点設定】

■各ターンの終了時、ラパハノック河からヘクス1829にかけての河川を越えて、南岸に存在する完全補給下の北軍軍団1つにつき、北軍側に2VP
(ちなみにモンロー要塞にいる北軍スミス将軍は軍団を率いていないので、この目的において得点にはカウントされず)

■上記に加え、リッチモンドから7ヘクス以内に存在する完全補給下の北軍軍団1つにつき、北軍側に2VP
(ちなみにモンロー要塞にいる北軍スミス将軍は軍団を率いていないので、この目的においても得点にはカウントされず)

■各ターンの終了時、北軍がフレデリックスバーグを支配していると、北軍側に5VP

■各ターンの終了時、南軍がモンロー要塞、サフォーク(4352)、ノーフォーク(4650)を支配していると、それら一つにつき、南軍側に5VP

■各ターンの終了時、完全補給状態にない北軍の軍団毎に、また南軍なら同じく指揮官1人につき、相手に2VPを献上する。

■敵のデボットやワゴンを鹵獲すると、その補給容量値に等しい勝利得点を得る。

by ysga-blog | 2012-03-18 20:55 | 米南北戦争150周年記念 対戦 | Comments(0)
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