(WE)Fire Team(ウエストエンド社)ファイア・チーム
第一次大戦勃発100周年記念〈1914年-2014年〉 さて、次のシナリオは何にしようという事になり、我らも第一次大戦勃発100周年記念企画に貢献しようと選ばれたのが、このシナリオ10「秋に菩提樹の葉が散る頃には我々全員が家に帰る事ができる(Home Before the Leaves Fall)」。
一次大戦勃発時にドイツ皇帝が国民に約束した言葉から採られた題名のこのシナリオでは、第三次大戦勃発から1ヶ月を経て、疲弊の極致に達した侵攻ソ連軍が、攻勢側ながらも防御側の米軍に意図的に隣接されると降伏チェックを強いられるという変則的なもの。
▼2ターン(20分)経過時の盤面。左右に誘い出された米軍が、まるでアウステルリッツ会戦のプラッツェン高地の如く、薄くなった正面を突破されて丘の頂上にソ連軍の侵入を許してしまう。
至近距離なら、火力優勢が活かせるソ連が有利。追い詰められる米軍。
20分と少し(3ターン序盤)で勝敗は決した。現代戦とはかくも短く激しいものか。
米軍の火力が低い上に、コマンドコントロールの面でもソ連軍より硬直している感があって違和感あり。元のシステム自体は面白いので、今度やる時は、せめて米軍側のコマンドコントロールを柔軟にしてトライしてみたい。