ドントレ推せる! このシミュ2017期待や...(GMT)Operation Dauntlessシステム解説その➌

b0173672_03061007.jpg
(GMT)Operation Dauntless
b0173672_00332434.jpg
▼支援射撃に対する(ARC)臨機射撃:英軍の戦闘フェイズ。
 英軍は1213ヘクスのSS歩兵中隊に対して、隣接する3ユニットで戦闘を仕掛けようとしている。またそれに対する攻勢支援射撃を、クルセイダー対空2連装戦車、機銃、迫撃砲で行おうとしている。
 これに対し独軍は、丘の上に陣取るAFV2ユニットで「ARC=AFV臨機サイクル」の一環として、英軍の射撃に対して臨機射撃で対抗するつもりでいた。
 まず、クルセイダー対空戦車が1213ヘクスに対して攻勢支援射撃を行った(以降、射撃を行ったユニットは逐次「射撃済み」と分かるようマーキングしていく。何故なら臨機射撃無限のアクション・フェイズとは異なり、戦闘フェイズには臨機射撃を含めて各ユニット1回ずつしか射撃できないからである)
 これを臨機対戦車射撃の切っ掛けとして、1314へクスの偵察用ハーフトラック(Sd.Kfz.250/9装甲偵察車)が、クルセイダー対空戦車を撃った(前面を通しての射撃なので地形修正は△2ではなく△1で済む)
 そしてこの射撃を切っ掛けに1112ヘクスのハンバー装甲車が、1314へクスの偵察用ハーフトラックに臨機対戦車射撃を行った。
 続いて1211ヘクスの機銃が攻勢支援射撃を行った。これを切っ掛けとして1214ヘクスの"Stummel"が対人射撃力で臨機射撃する。切っ掛けとなる射撃を行ったのはAFVではないが、臨機射撃を行うのがAFVなのでARC臨機が成立するからだ。いすれにせよ、この"Stummel"は英軍機銃にしか視線が引けなかった(防御支援射撃なら、どちらにも視線が引けたが)。
 これに対し1113ヘクスの機甲歩兵(ブレンガン・キャリアー)は対戦車臨機射撃を行えない。なぜなら戦闘でその戦力を使用する予定のユニットは支援射撃も臨機射撃も行えないし、反対にARCで撃たれることもないからである(ただし戦闘が終わって戦闘後前進や退却をすれば、それは臨機射撃の切っ掛けになりうる)。
 次に迫撃砲が攻勢支援射撃を行った。しかしここへ視線を引ける独軍ユニットはない。なぜなら丘の上からの視線はその隣接ヘクス(丘の下)を除き、最初の視線妨害地形によってブロックされるからである。
例えば"Stummel"からクルセイダー対空戦車への視線は1313ヘクスのボカージュで遮られ、1112ヘクスの英ハンバー装甲車への視線は、1113ヘクスのボカージュで遮られている。
また1314ヘクスの偵察用ハーフトラックが迫撃砲へ視線を引こうとすると、1111および1211ヘクスのボカージュによって遮られる。
 なお、1414ヘクスのⅣ号戦車は、丘とボカージュが邪魔してクルセイダー対空戦車と英機銃も視認できない。
図だけで考えるなら、1313ヘクスに対して防御支援射撃を行うほかないと分かる。 
b0173672_00332580.jpg
▼丘と視線の例:1406ヘクスの英戦車は1308ヘクスの独軍8輪装甲車にしか視線が引けない。1306と1307ヘクスの丘が邪魔して1207、1107、1006ヘクスには視線が引けないのだ。
 丘の上1306ヘクスの英軍歩兵は、1308ヘクスの独軍8輪装甲車と1207の独軍歩兵へ視線を引ける。このゲームの丘はなだらかで高度差が死角を作り出すことはなく、途中に視線妨害地形がなければ普通に視線が引ける(もちろん「逆もまた真なり」で、独軍8輪装甲車とSS歩兵からも英軍歩兵へと視線を引ける)。それゆえ、1206ヘクスのボカージュが邪魔して、1006ヘクスのSS機銃と1107ヘクスのSS対戦車砲へは視線を引けない。
 丘の上1205ヘクスの英軍機銃は、1006ヘクスのSS機銃と1107ヘクスのSS対戦車砲へ視線を引ける。高度差がある場合、高度の低い(丘の下)隣接ヘクスの視線妨害地形を飛び越して、次にぶつかる視線妨害地形まで視線が届くので、隣接する丘の下の1106ヘクスのボカージュを飛び越して、次にぶち当たる1006ヘクスと1107ヘクスのボカージュまで視線が届くわけである。
なお、1207や1308ヘクスへは、同高度である1206ヘクスのボカージュが邪魔して視線を引けない。
b0173672_00332614.jpg
▼丘を含む包括的な視線の引き方と視線妨害地形の解説...
b0173672_00332779.jpg
丘の上0602ヘクスのSS歩兵砲は、0402と0403ヘクスの両英軍歩兵へ視線を引ける。なぜなら、丘の下すぐ(隣接)の視線妨害地形(この図だと0503ヘクスの浅ボカージュ)は通過して、その次の妨害地形ヘクスまでは視線が届くからである。
 ちなみにSS歩兵砲からは英軍戦車と対戦車砲へも視線を引ける。0703ヘクスはなだらかな平地で死角を形成しないので、高度差があっても英軍対戦車砲への視線を遮らないのである。
 また、丘の上から見下ろす4ヘクス以内で、かつ視線が届くヘクスにいる敵ユニットは、隠蔽地形(平地を除く他のヘクス地形全て)にいても視認=観測できる。
 例えばもしSS歩兵砲と英軍戦車が同高度にいたとすると、戦車が射撃しない限り、隠蔽されているものとして対戦車射撃の目標にできない。
なぜなら対人射撃は、ヘクスに対し面制圧として行うので敵が隠蔽状態でも不利な修正さえ払えば盲撃ちできるが、AFVに対しては目標をピンポイントで撃たないといけないので盲撃ちは許されないのである。
 同じくこちらも丘の上0802ヘクスのSS機銃は、3ヘクス先の英軍戦車と対戦車砲、隣接する機銃、2ヘクス先の迫撃砲に視線を引ける。
 なお、隣接する英機銃によって視認=観測されているので、このSS機銃は隣接する英軍機銃から、または迫撃砲の間接砲撃に際して隠蔽修正△1を適用されることなく対人射撃され得る。
 なお、0706ヘクスの英軍機甲歩兵は、0705ヘクスの丘の上の浅ボカージュが視線を妨害して、いずれのSSユニットも視認できない。
b0173672_00332795.jpg
丘の上1306ヘクスにいる英軍戦車は、丘の下のSS機銃と工兵までは視線が通るが、1203ヘクスの"Stummel"には視線が届かない。なぜなら隣接する丘の下の視線妨害地形は通過できるが(勿論、隣接なので視認もできる)、その次にぶち当たる障害地形で視線が遮られ、その先へは視線が延びないためである。
 これに対し丘の上1205ヘクスにいる英軍歩兵は、"Stummel"を含め3つのSSユニット全てに対し視線を引ける。また丘の上から見下ろしているので、"Stummel"やSS工兵の様に味方が隣接していない隠蔽地形にいる敵でも視認=観測できる(隠蔽による不利な修正なしで射撃できる)。
 ただしあくまで丘の上からの視認が出来ているのは1205の英軍歩兵だけであり、もし1403ヘクスに他の英軍が存在したとしても、1203ヘクスに対して対戦車射撃は行えない。なぜなら隠蔽地形にいるAFVは、4ヘクス以内の丘の上から見下ろされるか、隣接されていない限り、視認され得ないからである(ただし、射撃したり戦闘に参加したりすると、遠くからでも視認され得る。移動だけでは視認されない)。
b0173672_00332815.jpg
▼対人機会(FF)射撃と、AFVに対する側面射撃の解説...
b0173672_00332002.jpg
対人機会(FF)射撃:0903ヘクスの英軍歩兵が0904へ飛び出して、0804ヘクスへ駆け寄ろうとしている〔エラッタ:本当は機甲歩兵でなければならない。なぜなら非AFVユニットは敵ZOCに侵入即停止なので、図の様に純粋歩兵であれば0904で移動終了となる〕。
 まず平地である0904ヘクスに進入した時点で、SS歩兵または機銃がこれに対して対人機会射撃を行える。ただし臨機射撃と同じ概念で、一つの切っ掛けに対しては1ユニットしか対応できないので、歩兵と機銃の両方が撃つ事はできず、どちらか一方だけである。
 そこで独軍はより命中確率の高い(歩兵の対人火力3に対し4)機銃に射撃させる事にした。修正値としては対人火力4+1平地=+5となる。通常の対人射撃であれば中隊1個の密集修正+1が付くが、機会(FF)射撃には適用されない事に注意したい。
 その結果、出目9に+5して14。機会(FF)射撃結果では14~16だと(1)となり、「そこで移動を終了する代わりに全ての損害をチャラ(無効)にする」か、「犠牲を払ってでも移動を強行する」のどちらかを選ばなければならない。
 を選んだ場合、0904ヘクスで移動は終了とし、1ステップロスは無かったものとする。
 ❷を選んだなら、直ちに歩兵中隊を半減面(1損害)にして、0804ヘクスへ移動する。
 もし英軍が0804ヘクスへの移動を強行した場合、独軍は0904ヘクスを出る際に再び機会射撃できる。新しいヘクスに進入した瞬間にしかできない対戦車臨機(ARC)射撃とは異なり、機会(FF)射撃は入る時と出る時の両方で射撃できる事を忘れないようにしたい。
 特に、この例を正確にルールに合わせるとユニバーサル(汎用)キャリアー〔通称ブレンガン・キャリアー〕に乗った機甲歩兵であり、AFVとして応射できるので0804ヘクスでSS機銃からの機械射撃を誘引して応射し(制圧はアクション・フェイズの終わりに全て取り除かれるので意味がないが、上手くいけば1ステップしか持たない機銃を除去できるし、そうでなくとも制圧する事で他への機会射撃を封殺したり、そのまま接近戦に雪崩込んで制圧シフトを得ることも可)、続く戦闘フェイズにSS機銃に戦闘を仕掛けるという波状攻撃が可能となる
b0173672_00332156.jpg
AFVの向きは、移動と射撃の瞬間に問われるが、移動は真正面にしか進めないので(純粋な戦術級とは異なりこのゲームでは敵に正面を向けたまま後進する概念はない)、移動に対する臨機射撃の射入角は明確である。
 例えば図例の英軍戦車が0706から0707ヘクスへ移動した事に対して、0906ヘクスの15㌢自走重歩兵砲グリレK型 が臨機射撃を行ったとすると、明らかに英軍戦車の側背を狙った事になり、側面射撃修正にある「その他の車両+3」が加えられる。
更にグリレの対戦車力5に対しファイアフライの装甲は8で、装甲の方が優っているので通常は不利な△2が適用されるところだが、例外的に側面射撃にはこれが適用されないので、実質的に8火力で撃ったことになり、距離2ヘクスの△2が出目合計から差し引かれるだけで済む。
 この射撃を解決後、英軍戦車がこのグリレによる側面臨機射撃に対して臨機射撃返しする場合、グリレを前面射界に収める格好で向きを決めなければならず(英軍戦車の真っ正面を0706、0806、0807ヘクスサイドのいずれに合わせても)、今度は0607ヘクスのプーマ重装甲車によって、そのケツを臨機射撃で撃たれる事になる。
 しかし間接砲撃も行える上に戦闘比解決でも有利なオレンジ戦力を持つグリレを屠る絶好の機会なので、英軍戦車が臨機射撃返ししたとすると、その射撃は「射撃によって一時的に露呈した敵AFVの前面射界を通して」によって、通常の浅ボカージュによる△2ではなく△1で射撃できる。
また、射撃によって正体を一時的に暴露しているので隣接視認していなくとも隠蔽による不利修正はない。
それらを勘案すればグリレの装甲3に対し、英ファイアフライの18火力なら、かなりの確率で撃破を期待できる。
この射撃に対してプーマが臨機射撃し、更にファイアフライがプーマに臨機射撃返したとして、再び(生き残っていれば)グリレがそのケツを臨機射撃することできないグリレは間接砲兵なので、いかなるフェイズにも1回しか射撃できず(車影右横の赤三角表示)、射撃済みとしてマーキングされなければならない。
※アクション・フェイズ中のARC:AFV臨機射撃は、どちらかが射撃を止める事でその連鎖を断ち切らない限り、延々と射撃の応酬を続けられる事に注意。
 
b0173672_00332283.jpg
まだまだ続く解説ぞ... 三日二夜、食もなく

by ysga-blog | 2016-10-15 17:33 | (GMT)ドーントレス作戦 推せる! | Comments(0)
<< どんと来い!どんとレス作戦..... ゲームを選ばば書を読みて六分の... >>