1943年7月のクルスク、シシリーから始まる第二次欧州大戦キャンペーンを早速試してみた...(Compass)Fall of the Third Reich

(Compass)Fall of the Third Reich
(コンパス)フォール・オブ・ザ・サード・ライヒ
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▲ 初期配置(配置ヘクス全ユニット指定で置くだけ)を終えた盤面 ▼東部戦域
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▼バルカン戦域(エーゲ海に無造作に置かれているのはルーマニアとブルガリアが寝返った後に出る傀儡赤軍)と、地中海戦域
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▼北西ヨーロッパ戦域
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▼史実ヴァリアント採用で、独軍はクルスク陣地帯の南北で絶対攻撃しなければならない。写真は攻撃した直後。
 南(7016から7015へ)は無損害で赤軍を消し飛ばして突破口を穿てたが、踏み込めば続くソ連軍リアクション戦闘でタコ殴りなので敢えて前進せず。北(6914から7014へ)は史実通り大失敗で独軍1ステップを残して攻撃側除去。
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▼案の定クルスク攻撃で大損害を出した独軍は早速、戦線整理して若干退却
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▼第1ターンのソ連軍攻撃終了時。このゲームの面白くて良く出来たところは、限られた策源の範囲内でしか攻撃できず、機械化移動できない事で、しかも策源は自軍支配下の都市または町にしか配置できないこと。
 さらに都市だと指揮統制範囲が2倍の面を向けられるので、必然的に都市や町の争奪戦となる。従って尚早な撤退は、かえってソ連軍に策源を与えることとなり、敵の進撃を加速させてしまいかねない。今回はタマン半島で安易に下がってノボロシスクの町を無血で使わせることになってしまった。
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〔8.5.5〕航空地上支援のルールも面白く、例えば東部戦域の航空支援ボックスに配備した独空軍は、1ターンに枢軸通常攻撃ステップ、ソ連軍対応攻撃ステップ、ソ連軍通常攻撃ステップ、枢軸軍対応攻撃ステップとある内のいずれかでのみ戦力決定判定(枢軸軍の多くは戦力がABCとなっておりダイスで判定)のダイスに+1修正を与えることができ、そのステップが終わったら使用済み面を向けられて、次のターンに再配備されるまで使用できないことになる。
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▼第1ターン終了時の東部戦域
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▼こちらも史実ヴァリアントでシシリー上陸が義務付けられた米英軍。
 同じ時期から始まるカードドリブン(Compass)Festung Europaでは、シシリーでかなりの長期間粘れる事から、こちらでも粘ってみようと枢軸軍は防衛線に兵力を注ぎ込んでみたが....
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▼第1ターン(43年7/8月)終了時の盤面全景
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▼第2ターン(43年9/10月)終了時の盤面全景
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▼第2ターン終了時の東部戦域
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▼粘りすぎて包囲の罠にハマった独第14装甲軍団とイタリア軍スタック。
 恐ろしいことに自軍ターンの通常移動・攻撃が終わった時点で補給切れだと問答無用で除去される(一度だけ救出/脱出のチャンスが与えられているわけだ)。
そして機械化ZOC to 機械化ZOCは絶対に許されない。
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▼第3ターン(43年11/12月)終了時の盤面全景
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 毎ターン、ソ連軍は10ユニット再建できるので、攻撃可能な地点では損害度外視で総花的に攻めるべきと対戦後に話し合われた。戦闘結果表は確実に攻撃側有利なので。ただし防御側も最低限のユニットで守っている限り、早々破滅したりしないように作ってあるのが上手い。 
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 まだ序盤だけしか試していないが、末期戦ファンとして独軍を担当した感想としては、もしかしたら史実以上に枢軸軍が粘れてしまうのではないかという危惧を抱いているのも確か(あくまで個人の感想105.png )。バルカン戦域とか嵐で上陸の恐れのない時期の北西ヨーロッパ戦域とか、兵力引き抜き放題なので。
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▼今回はお試しプレイだったので、色々と間違いも発生。
 一番大きかったのは、イタリアの降伏ルールの誤解で、ルールに「イタリアの都市1つと町2つが陥落したら降伏する」とあり、これはイタリア半島の都市と町であって、シシリーは含まれないだろうとしてしまった(てっきりイメージ的にサレルノに上陸してナポリが落ちて降伏かなと)。
 しかし史実では第1ターンにイタリアが降伏しているわけで、やはりイタリアの都市にはシシリーのシラクサ、町もシシリーのジェラとパレルモが含まれ、これらが陥落すればイタリア降伏で薄緑色のイタリア軍ユニットは全除去(後でサロ共和国軍と王国軍が敵味方に分かれて登場)となるのだろう。
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■事前に提督閣下から以下のようにレクチャーを受けていたので、東部戦線はうまく守れたほうだと思います。

 『東部戦線での枢軸軍の戦い方ですが、最前線は1へクスおきに歩兵1ユニットで守ります。その直後に歩兵と戦車を1ユニットずつ適当に置きます。
 これはソ連軍機械化移動に対する縦深防御です。
 第48装甲軍団とSS装甲師団をスタックさせて機動予備とします。
 最前線の歩兵が1ユニットだと簡単にやられてしまいそうですが、このゲームの戦闘結果のAex・AA・EX・De・DE以外では、最後の1ステツプは除去されずに退却するだけです。
 4:1でもその確率は1/3ですし、3:1では1/2。2.5:1では2/3で歩兵ユニットは生き残ることになります。
 縦深第2線を戦車のZOCだけで守るのは、その数が足りないので難しいのですが、ある程度の歩兵がいることで結構カバーできます。
 また、枢軸軍は反撃も行うべきだと思います。ここでSS装甲師団が役に立ちます。
攻撃側にも損害がでるわけですが、そのステップロスは彼等に引き受けてもらうのです。なんといっても1/2ポイントで補充再建ができますので。
枢軸軍がガンガン反撃を行うようであれば、ソ連軍も警戒して機械化移動で戦車を突出させるのを控えたり、枢軸軍のように縦深防御で2線を張ったりすることになるかもしれません。
 このパターンで第4ターンまでソロプレイしてみましたが、先日の東部戦線崩壊が
嘘のように枢軸軍はまともな戦線を維持していました。恐らく、戦略(工場)爆撃で補充が続かず、少しずつ弱体化していくという感じになるのでしょうか。』

by ysga-blog | 2017-05-27 17:38 | 【WW2戦略級ヨーロッパ:総合】 | Comments(0)
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