YSGA第336回定例会の様子その4 建物に隠れ潜むギガントKV-2重砲戦車...(MMP)ASLシナリオ[AP41]THE MEAT GRINDER

(AH/MMP)ASL
Action Pack #5 EAST FRONT
収録

シナリオ[AP41]THE MEAT GRINDER

1941年6月25日:西部ウクライナ・ルーツク近郊:ソ連第22機械化軍団vs.独軍第13装甲師団の巻
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浜甲子園さんvs.flacoさん
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flacoさんの対戦後コメント:関西よりYSGA例会にいらしてくださった浜甲子園さんとASLを対戦。シナリオはAP41 THE MEAT GRINDER。
少し前にソヴィエト軍をプレイしたので、今回はドイツ軍を担当させていただいた。

[方針]
前回このシナリオでソヴィエト軍を担当したときの感触から、当初のドイツ軍の方針はいくつかの分隊を半個分隊に展開してVP建物を確保することに主眼を置き、損害VPは増援のBT-7とGAZを狩ることで獲得するというものだった。最初そのつもりで検討していたのだが、違う戦い方を思いつく。敵軍の前線では歩兵がスタックしていない。つまりATRを持っている歩兵が前線にいない。自軍戦車3両によるsD(スモーク・ディスチャージャー)とVBMフリーズで射撃を無効化して、歩兵スタックによる白兵戦で敵前線部隊を力ずくで排除できるのではないか。強引な中央突破が成功すれば、かなり優位に立てるとの希望的観測でゲームを進めることにした
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[対戦の経過]
射撃を誘ういくつかの分隊が前進後、最初の4号戦車が路上を進み、地図盤56中央の交差点に近づいたところで建物内の車両(KV-2)が射撃を宣言。じつは私のミスでここにはGAZ-4M-AAが配置されていると誤った判断をしており(トラックは建物内に進入不可ゆえ配置も不可)、KV-2の出現に内心動揺する。案の定射撃は命中して炎上必至と覚悟したもののサイの目が大きく効果なし。幸運にも生き残った4号戦車はスモークを射出しつつKV-2のいる建物にVBMフリーズ。続く2台目の戦車も道路を挟んだ反対側の建物にVBMフリーズを仕掛け、後続の歩兵スタックのための先導役を無事に果たした。

VBMフリーズの建物2か所に突撃すべく指揮官付きの本命2個スタックが路上を走る。しかし、煙幕に隠れて走ったはずだが、敵の低火力による射撃に1スタックが混乱、もう1スタックも足止め(PIN)という予想外の結果。残った分隊でKV-2のいる建物に突撃するも白兵戦で6ゾロ。敵分隊には逃げられる始末。出だしから誤算続きとなった。

対するソヴィエト軍も地図盤56の中央付近に部隊を集結させ、第1ターンから敵味方入り乱れる激しい戦いとなる。4号戦車に狙われたGAZは林を迂回しつつ町ではなく平地の方に退避。その4号戦車にBT-7 M37 2両が小隊移動で接近し射撃するも命中せず、1両は主砲が故障してしまう。中央のKV-2がいよいよ始動。路上に出たところでドイツ軍の攻撃により走行不能となるが、固有操作班は健在で車両は放棄されず。この走行不能が街路戦闘だったか4号戦車の命中弾だったかは思い出せない。南側からもう1両のKV-2がにじり寄り、ソヴィエト軍も全力でドイツ軍をねじ伏せにかかる。
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カモと見えたGAZとBT-7Aを4号戦車と増援の3号戦車が追撃。しかし、カモはこちらであった。近くの果樹園に隠れていた76mmAAの射撃で3号戦車と4号戦車が相次いで炎上。初期配置を見てこの辺があやしいと睨んでいたのに、GAZという「エサ」に目がくらんでまんまと罠に引っかかったというわけだ。走行不能のKV-2によりVBM中の4号戦車が炎上。さらにBT-7 M37の射撃で同じくVBM中の最後の4号戦車も破壊。ドイツ軍もGAZを破壊しKV-2を1両、白兵戦で撃破する戦果をあげるが、歩兵の多くが強引に仕掛けた他の白兵戦で分隊を削られた上に混戦からなかなか抜け出せない状況。業を煮やして禁じ手の味方撃ちまでしてみるものの自軍の方だけ混乱してしまい「これは悪手ですね」との指摘を受ける。攻守が逆転しつつあり、消耗著しいドイツ軍の敗色が濃厚となる。
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 ただ、ドイツ軍も一方的にやられていたわけではない。9-2指揮官+4-6-7+MMGがBT-7Aを白兵戦で仕留め、BT-7 M37 2両も3号戦車によって撃破。
 ソヴィエト軍の車両はついに走行不能のKV-2を1両残すのみとなり、その残骸を利用して残った歩兵が地図盤49の町へ突破を図る。確保済みのVP建物から守備隊を引き抜いてまで兵士たちを走らせたものの、肝心の指揮官付のスタックが混乱。
 建物を奪回にきたソヴィエト兵を迎え撃つことができなくなる。

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 そんななか白兵戦でBT-7Aを撃破した9-2指揮官が戦禍で立て続けにクラス上昇。10-3にまで昇進する珍事が起き、これで奪回された建物を再度確保して一矢報いるつもりでいたところにKV-2の命中弾。3MCを耐えて気概をみせるも、続くMGの射撃にあっけなく混乱。指揮下の分隊もつられるように混乱して万事休す。
 戦線を突破してVP建物を確保していた1個分隊も逆襲してきた敵歩兵の前進射撃に混乱してVPを失う体たらく。残っていた2両の戦車も終盤VBM中の白兵戦とATRによる意図的走行不能で擱座したところを白兵戦で狩られてしまう。
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 結局ゲーム終了時の両陣営の獲得VPはドイツ軍37ポイントに対してソヴィエト軍は68ポイント。文字通りの完敗であった
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[感想]
 力ずくで行けるのではと強引な戦い方を選択したのが完全に裏目に出てしまった。
「ソヴィエト兵に対して白兵戦を仕掛けるのはドイツ兵にとって割に合わない」というご指摘を対戦中から頂いており、その通りの結果となった。
 第1ターンに指揮官付きのスタックが2個とも突撃できなかったのが悔やまれる。

 VBMと白兵戦をこれほど徹底してくる戦い方は、相手側からすれば異様に思えたかもしれない。私としてはその効果の程を理屈としてではなく感覚として身につけたいという意図があった。これらを有効な武器として使いこなせるまでには、まだまだ時間と経験が足りないようだ。本当に下手くそであった。
 HIPの76mmAAにまんまとしてやられたのもKY(危険予知)がなっていない証拠。飛んで火にいるなんとやらで、簡単に誘導されてしまった。
 このシナリオでは砲腔照準区域が禁止されているが、これが適用されていればもっとやられていただろう。この辺の感覚は痛い思いをして身につけて行くしかない。

 ドイツ軍としての収穫は、終盤に敵戦線を破ってVP建物を確保した分隊や半個分隊が出たとたんにソヴィエト軍も対応に追われて危険な移動を強いられたこと。
 ドイツ軍はこのような機動戦に持ち込むのが本来の戦い方なのだろう。
 そういう意味では、前回このシナリオのドイツ軍の戦い方に対して抱いた最初の感想は決して間違ってはいないと思う。
 適度な駒数とターン数。地図盤2枚を使用して攻守ともにいろいろな作戦を実践できる。関西でこのシナリオが繰り返しプレイされているのも納得できる良いシナリオだと評価できる。
 最後に対戦して頂いた浜甲子園さんに感謝申し上げます。楽しい1日でした。
ルールや作戦の是非についていろいろ教育していただきました。
また対戦できる日を楽しみにしております。
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浜甲子園さんの対戦後コメント:ご対戦頂きありがとうございます。
 手堅い寄せと、VBMフリーズの連続攻撃で防衛ラインを無効化されてしまい、一時どうしようかと思いました。
 これまで思いついたことのないパターンの行動を知ることができ、大変勉強させて頂きました。
 またチャンスがありましたら、ご対戦宜しくお願いいたします。
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by ysga-blog | 2017-06-17 20:56 | ASLコンコマコンフリ三大戦術 | Comments(0)
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