2017年 10月 19日 ( 1 )

ぱんさんの月刊ASL 10月号 ASL-SKシナリオ通算27本目...ASL-Starter Kit シナリオS25「Early Battles(独ソ戦劈頭の戦い)」

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(MMP)ASL-Starter Kit
シナリオS25「Early Battles(独ソ戦劈頭の戦い)
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↑上掲写真は赤軍が初期配置を終えて、独軍が進入箇所を確定したところ

場所:リトアニア,カウナスの北方
日付:1941年6月26日
概要:バロバロッサ作戦,ドイツ軍のソビエト連邦への侵攻作戦は数日前に開始されていた.大多数の場所において,ドイツ陸軍は成功を収めた.ドイツ軍は,遭遇した全ての場所において赤軍を敗走させるか壊滅させた.
 ドイツ軍は,ほとんど全ての場所に兵力を集中できると同時に,優れた戦術の専門家を投入することができた.このため急速な進撃が可能となった.その結果,驚くべきほど多くの敵兵力と装備が破壊されるか捕獲されたのである.
赤軍は,勇敢ではあったが,多くの場合,この種の猛攻に耐えるための経験や装備が不足していた.
 しかしながら時として,ロシア軍はドイツ軍と渡り合うことができた.その種の戦闘は,残忍かつ厳しいものとなった.このテイストこそ,それから数年の間,東部戦線で見られることになる情景だった.
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 数ヶ月ぶりに戦車ユニットを扱うということで、今回はいろいろと射撃修正の適用に間違いがあった。しかし間違ってそれを訂正していく事でルールを覚えていく面も大きいので、決して無駄にはならない。
 なお、もしこのシナリオにKV-2が出ていなければ、見物に徹しようとしていたmarさんが参入されることもなかった(みんな大好きKV-2!)。
そんなわけでKV-2とBT-7Mをmarさんが担当し、idiotenはその他ソ連軍全般、ぱんさんは独軍を担当しての3人戦とした。
      ▼今回のシナリオは下図の真ん中の範囲使用
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▼赤軍、虎の子のKV-2重砲戦車を盤端近くの木造建物に初期配置。この角度だと勝利条件の建物2つに睨みを効かせられる上、背後に回られにくいのだ。
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▼怒涛の第1ターン進行中。走り回るチェコ35戦車を、見事に曲射(防御臨機射撃)でエンジン破壊(移動不能)した赤軍50㍉軽迫撃砲分隊が、2号戦車の機銃掃射によって混乱させられた場面。
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▲上写真、右下隅では、赤軍7-0指揮官が対戦車ライフルを追加射撃してまで*臨機射撃するも、2号戦車の前面装甲を抜くことはできず。
*対戦車ライフルは追加射撃(Intensive Fire=IF)は出来ませんでした。IFができるのは砲=5/8カウンターのみで、SW=1/2カウンターは不可です。D5.6参照。
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それでも一人で対戦車ライフルを撃ちまくり、数度のモラルチェックに耐え抜いた7-0指揮官には「カリオストロの次元大介」の二つ名が与えられた。
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▼本来は初期配置の木造建物で待ち構えていれば良いのだが、それでは戦車の勉強にならないからと、敢えてエンジン始動(DR11、12でエンジン故障のリスクあり)して出撃した、我らがKV-2の勇姿 166.png
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▼撃ち白まされて共に混乱した迫撃砲分隊と、負傷した次元大介的指揮官とが潰走により森の中で合流。(でも結局その後、独軍戦車と歩兵に囲まれて潰走不能で除去された)
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▼バルバロッサ緒戦のソ連軍戦車隊らしく、歩兵の支援も何もなく、たった一輛で敵中に突っ込んだBT-7M快速戦車だったが、独軍工兵の梱包爆薬をエンジンルームに載せられて木っ端微塵になってしまった...
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▼第1ターン終了時の盤面。久しぶりの戦車登場で、レアケースが続出し、ルールのページをめくることが多く、かなり時間が掛かってしまった。
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【対戦後のYSGA部内メーリングリスト上でのやりとり転載】

「先日のASL Starterでは、走り回るチェコ35戦車を狙ってソ連軍の50mm軽迫撃砲が、ヒットナンバー7マイナス2(機動目標)マイナス1(小型目標)=4で車体命中させ、50mm=6火力の半分相当2火力IEFテーブルで、Kナンバーより1大きい結果のDR「3」を出して、移動不能(インモビライ)に陥れたのですが、動き回る車両に曲射で原則5以下命中って、ちょっと命中率高すぎない?イメージ的に。何かルール見落としている? とルールをあれこれ探してしまいました。でも、命中してからの撃破判定がDR3以下であれば、許容範囲ということでしょうか。
 KV-2でも、50ミリ迫撃砲が命中すればピンゾロで乗員麻痺(砲塔命中の場合)か、キャタピラ破損(車体命中)になるな~と、3人で首をひねっていました。 
 でも、一番分かりにくかったのは、機動マーカが載った敵戦車の真後ろに移動して付けて、そこで停止して敵戦車の背後から対戦車射撃した場合の修正で、 
 移動中射撃+2
 ハッチ閉め+1
 敵機動状態+2
 隣接射撃マイナス2...による+5修正(ヒットナンバー10だから5以下命中)でいいのかな~という点でした。」

『チェコ35戦車に対する(臨機)地域射撃の解決はそれで合っていると思います。
ターゲットの移動状態は+2が乗るだけなので、走り回っていても、それほど着弾回避効果はありません。

 ただ、後半の解決は色々違います。
 まず射撃側が新しいへクスに進入してから射撃する場合、Case BとCase Cが乗るので+4は確定です(LOS内のMPが少なければさらに増加。自分がStopしていないと小さい方の目が2倍になって、ほぼ命中しません)
 また、Motionの目標にはCase L: Point Blank Rangeは適用されません。
なので、例の場合は;

移動した後の射撃:Case B, C +4
BU: Case I +1
Motion状態の目標:Case J +2

よって合計+7修正になります。』

「なるほど、目標が機動マーカ付いていても、近接修正は適用されないんですね。とても参考になりました。 
 あとは自分でも調べますが、最初から視線内にいた機動マーカを載せたままの敵戦車(6ヘクス以内)が移動を開始した際に、こちらも機動マーカの載った戦車が臨機射撃を行ったならば、 
 機動状態 小さい方の出目2倍
 ハッチ閉め +1
 目標が機動状態 +2
 ...で、原則ヒットナンバー10から3引いて7が修正後ヒットナンバーで、振った2ダイスの内、より小さい出目は2倍にした結果をもってしても計7以下なら命中と考えて良いですよね。」

『 移動中射撃の場合、まずCase Cが乗るので最低でも+4は確定。そこへ更に小さい方の目が倍になります。
BUとMotion Targetも入れるなら合計+7 & 小さい方が倍になるので、ほぼ命中しません。』

『前提として、Motionマーカーが置かれている車両はすべてフェイズ側/非フェイズ側を問わず「移動中」とみなされます。また目標の車両がMotion状態であれば必然的に「移動目標」となります。ルールの根拠はC章のC.8にあります。目立ちませんが、ここの記述は砲と車両ルールの肝です 。
 この前提から、Motion状態の車両の射撃は非フェイズ側の車両であっても「移動中射撃」となり、事例Cが適用され、それに伴い事例Bが加えられます。この辺は命中判定DRMチャートを参照した方が分かりやすいです。

Case C4 : Motion/Non-Stopped Firer.....[Stabilized Gun:C/C1/C2 +1][Other:C/C1/C2 & lower dr ×2]

Case C : Bounding Firer.....Case B plus [MA AAMG: 0][Stabilized Gun: +1][T/ST: +2][NT/PRC: +3]

D2.42項に明記されていますが、Motion/Non-stoppedの車両が砲を発射する際は、常にCase C4が適用されます。
で、あとは、C4はCと、CはBと一緒に適用されるので、+4 &2倍が適用されます。』

「先日、揉めたのが、そこなんですよ。
 自分の移動フェイズや前進射撃フェイズに自分の戦車が射撃するなら原則+4が付くのは分かるけど、相手の移動フェイズに臨機射撃するなら、この射撃側修正BとCは適用されないんじゃないかと反論されて、「いやー、ASL識者との対戦で、機動マーカが載っている状態で撃つと、原則+4と最小の出目2倍が付くといわれたんよ」と抗弁したんだけど、なにぶん普段の不徳の致すところで信用されず、下記の如き軽い修正に落ち着いてしまったわけなんです。
 やっぱり、チャートに「B:そのプレイヤーターンに移動せずにAFフェイズに射撃+2」と「C:移動中射撃+2」って書いてあっても、相手の移動に対する防御臨機射撃にも、自分の戦車に機動マーカが載っている以上、これらB+Cによる原則+4修正が適用されるという解釈でいいんですよね。 
 でないと、二次大戦の戦車戦にしちゃあ、一時停止もせずに走りながら撃ってるのに命中率が高すぎますもんね。ご教授、誠にありがとうございました。」

▼第2ターン終了時の両軍対峙線
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虎の子のKV-2を守らんと、周囲を歩兵でがっちり固めるソ連軍
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第3ターンの途中。ハッチを開けたKV-2への射撃をそらさんと敢えて開豁地に進出したソ連軍歩兵が、独軍戦車から砲撃を受けて捕捉がついている。
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▼第3ターン終了時の盤面
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先の快速戦車撃破に気を良くした独軍工兵がKV-2に正面から迫ろうとするが、KV-2の152㍉砲射撃を受けてビビリだす(辛くも外れたが捕捉は付いている)。
 それにしても、KV-2って同軸機銃付いていたんですね。てっきり無いものだと105.png
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▼勝利条件の建物に後ろの谷間から迫ろうとする独軍と、それを阻止しようとした丘の上のソ連軍対戦車ライフル分隊。丘の上に這い上がってきた独軍分隊こそ混乱させたが、戦車が肉薄して一時停止、近距離機銃掃射を受けて遂に混乱させられる。
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▼第4ターン終了時 終了まであと3ターン、これからどう展開するか興味が尽きぬところだが時間切れ終了。
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▼KV-2を避けて後ろに回り込んだ独軍戦車が、思うまま機銃掃射しまくって、KV-2の背後にある建物に篭ったソ連軍が軒並み混乱状態...
 あと間違ってKV-2の操作班がピンになっているが(ハッチ開けていたので敵戦車から機銃掃射を受け、モラルチェックに8ぴったりで成功)、正確にはピンにならずにハッチを閉じるだった。
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▼閉館時間5分前になって慌てて片付けていたら、秘匿配置(HIP)したまま、頭から完全にその存在を忘れていたソ連軍76.2㍉歩兵砲!! ヘクスL7の木造建物で待ち伏せさせていたのだから、KV-2の後ろを我が物顔で走り去った独軍4号短砲身戦車に、必殺の臨機射撃を見舞えてやれたのにと地団駄踏むソ連軍であった133.png(忘れていたので自業自得なんだが)
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by ysga-blog | 2017-10-19 20:00 | ASLコンコマコンフリ三大戦術 | Comments(0)