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二年ぶりにまた(HJ/コンパス)ビターエンド/ブダペスト救出作戦 その1

(HJ/コンパス)ビターエンド
Bitter End
ブダペスト救出作戦

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▲(HJ)Bitter Endと(コンパス)Bitter Endとのサイズ比較。コマンド最新号は比較対照の一環として。ちなみにコンパス版はフルマップ2枚でラージ・ユニット、なのでHJ版のマップはその上に被せ置き。マップの綺麗さは圧倒的にHJ版に軍配が上がるが、HJ版はハンガリー軍ユニットのカラーが赤色系の明肌色なのがソ連軍側と紛らわしい。
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 ルールは明確化されたコンパス版に従い、コンポーネントはHJ版を使用。配置はヒストリカル・シナリオにて。
 二年前の対戦経験から史実通りの中央森林地帯突破は、今度こそホントに無理ゲーだろうということで、鹿内さん流の第4SS装甲軍団南方旋回策を検証してみた。
写真は第1ターン終了時。独軍プレイヤーは貧乏性なので第1ターンの奇襲効果を活かしたくて正面にひと当てして、SS第3装甲師団がタタバーニャをごり押しで占領。その他は突破移動で南方へスライド開始。
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第2ターン終了時。
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第3ターン終了時。
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by ysga-blog | 2011-10-22 18:55 | (HJ)Bitter End 対戦記 | Comments(0)

二年ぶりにまた(HJ/コンパス)ビターエンド/ブダペスト救出作戦 その2

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第4ターン終了時。
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▼初期配置から南方旋回を念頭において南寄りの配置を心がけ、可及的速やかに南部の平地へと部隊を送り込めば、まずまずの電撃突破は見込めるということが検証できた。ただし、わずか4ターンでここまで進撃できたとは言え、ここからブダペシュトまでは守りの堅い都市ヘクスが散在する上、近づけば近づくほど攻囲軍のソ連軍が移動制限を解除されて阻止線を強化できるのと、もともと独軍が南方旋回してくると分かっていれば、予備解除された部隊を優先して南方へ移動させるなどの対応策もとれるので、決して楽勝でブダペシュトを救出できるものではない。
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▼ドナウ河北岸エステルゴム方面。第1ターンに突撃ボートにより、ハンガリーの「SzL:聖王ラースロー」師団の3個連隊すべてをエステルゴムに無血入城させ、第8装甲師の戦車や増援の歩兵師団らは全て南方旋回へ抽出したところ、「舐めるな」とばかりにソ連軍に反撃され、戦線崩壊の図。さすがに手を抜きすぎたと独軍も急遽、火消し部隊にUターンさせた。
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by ysga-blog | 2011-10-22 18:53 | (HJ)Bitter End 対戦記 | Comments(0)

二年ぶりにまた(HJ/コンパス)ビターエンド/ブダペスト救出作戦 その3(ブダペシュト市街戦部分)

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血で血を洗うような、地味で凄惨な市街戦が繰り広げられたブダ・ペシュト攻囲戦
 野戦と並列で並べても動きが分かり難いので、市街戦だけ抽出してまとめて掲載しておきます〔黄色の数字マーカーは当該ターンを、赤いキツネはソ連軍プレイヤーターンの終了を示しており、必然的にゲームターンの終了時の様子となります〕。
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by ysga-blog | 2011-10-22 18:50 | (HJ)Bitter End 対戦記 | Comments(0)

(HJ/コンパス)ビターエンド/Bitter End ブダペスト救出作戦、面白れぇ~!! 1

(HJ/コンパス)ビターエンド
Bitter End
ブダペスト救出作戦


 (GMT)Barbarossa:キエフ2ロストフのキャンペーンプレイに加え、これから出る(GMT)ノルマンディー物のビックゲームに、シモニッチのコーカサスと、期待の新作目白押しで忙しくなりそうなので、懸案のBitter Endを今のうちに味わい尽くしておきたいと、再度プレイしてまいりました。
 また前回は、たった3ターンしか進められず(1プレイヤーターンに1時間を要したりしたので)、「いつのまに私は長考派になってしまったのだ!?」と、対戦相手ともども恐怖し、その確認の為にも、かくの如く再戦が急がれたのでした。
※ヒストリカル・シナリオで選択ルール〔HJルールだと21.1~21.5〕全部込み


▼初期配置終了の盤面
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▼前回の戦訓を採り入れて、一応これだと自信をもって配置したソ連軍初期配置:ドナウ河北岸周辺
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同:第4SS装甲軍団戦区 今から振り返ると、ここのソ連軍配置には考え無しな所がありました。地峡都市タタバーニャの前面の村にソ連軍を配置しているので、これが撃破されると1ヘクス目の前進は敵ZOC完全無視、2ヘクス目の敵ZOCで停止となる為、ある程度戦闘後前進を稼がれると自動的にこの重要都市に入られてしまう可能性が高いのです〔実際そうなりました〕。この村の隣〔タタバーニャの真下は森林荒地なので、ここは例え戦闘後前進されたとしても戦闘後前進MPを全て吸収してしまうので、都市まで進まれる可能性はありません〕。
 いずれにしても、ここの前線はSS装甲軍団による戦闘後前進ありきで防御配置する「読み」が求められます。どうせここは奇襲効果で吹き飛ばされるソ連軍防衛線なので、森林荒地の主力防御陣以外は、飛ばされて当然の捨て駒配置を念頭に置くべきだと思います。 
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同:第3装甲軍団戦区
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同:第1騎兵軍団/ハンガリー第1軍戦区(バラトン湖脇)
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同:ブダペシュト攻囲軍
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▼第1ターン(1945年1月1日) 独軍プレイヤーターン終了時の全景
晴天:独軍航空支援(AIR)3戦力、ソ連軍AIR2戦力  
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▼第1ターン(1945年1月1日) ソ連軍プレイヤーターン終了時の全景
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▼第2ターン(1945年1月2日) 独軍プレイヤーターン終了時の全景 曇天
独軍ブダペスト市街に架かる鉄道橋爆破(これにより補給線確保の為に市街地を攻める意味は消失)
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▼第2ターン(1945年1月2日) ソ軍プレイヤーターン終了時の全景
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▼第3ターン(1945年1月3日) 独軍プレイヤーターン終了時の全景
降雪:二級道路は道路移動率利用不可(道路事態が使用できないわけではない)、一級道路は二級道路の移動率へ減少 
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▼第3ターン(1945年1月3日) ソ軍プレイヤーターン終了時の全景
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▼第4ターン(1945年1月4日) 独軍プレイヤーターン終了時の全景
晴天:独軍航空支援(AIR)2戦力、ソ連軍AIR=攻撃したのがブダ市街1箇所のみだったので振るの忘れた 
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▼第4ターン(1945年1月4日) ソ軍プレイヤーターン終了時の全景
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▼第4ターン(1945年1月4日)終了時の南部戦域。少ない戦力でも結構進撃できます
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▼第4ターン(1945年1月4日)終了時の北部戦域。今回確認されたコンパス版の退却ルール改訂で、HJ版退却ルールのままでプレイしていた前回とは全く異なる難攻ぶり〔これで史実通りなんです〕
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▼第5ターン(1945年1月5日) 独軍プレイヤーターン終了時の全景 曇天
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▼第5ターン(1945年1月4日)独軍終了時の北部戦域。地峡部で必死に突破口をこじ開けようと藻掻くSSヴィーキング、トーテンコプフ装甲師団ら
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▼第5ターン(1945年1月5日) ソ軍プレイヤーターン終了時の全景
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by ysga-blog | 2009-10-24 23:59 | (HJ)Bitter End 対戦記 | Comments(0)

(HJ/コンパス)ビターエンド/Bitter End ブダペスト救出作戦、面白れぇ~!! 2

▼第6ターン(1945年1月6日) 独軍プレイヤーターン終了時の全景 降雪
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▼第6ターン(1945年1月6日) 独軍プレイヤーターン終了時の前線とブダペストまでの距離感
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▼第6ターン(1945年1月6日) ソ軍プレイヤーターン終了時の全景
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▼第6ターン(1945年1月6日)終了時の最前線
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▼第7ターン(1945年1月7日) 独軍プレイヤーターン終了時の全景
晴天:独軍航空支援(AIR)2戦力、ソ連軍AIR9戦力/攻勢開始1週間にして独軍の突破進展に明るい希望が。南部の独軍と北部のSSとが合流の兆し
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▼第7ターン(1945年1月7日) 独軍プレイヤーターン終了時の最前線拡大
 独軍第4騎兵旅団が戦線を食い破って進撃。第4SS装甲軍団も、ようやく目の上のたんこぶだった森林荒地のソ連軍を撃滅して地峡部からの突破にめどがつく
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▼第7ターン(1945年1月7日) ソ軍プレイヤーターン終了時の全景
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▼第7ターン(1945年1月7日) ソ軍プレイヤーターン終了時の最前線の様子
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▼第7ターン(1945年1月7日)終了時の独軍先鋒とブダペストとの距離感
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▼第8ターン(1945年1月8日) 独軍プレイヤーターン終了時の全景
 晴天:独軍航空支援(AIR)2戦力、ソ連軍AIR15戦力 
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▼第8ターン(1945年1月8日) ソ軍プレイヤーターン終了時の全景
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▼第8ターン(1945年1月8日) ソ軍プレイヤーターン終了時の最前線
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▼第9ターン(1945年1月9日) 独軍プレイヤーターン終了時の全景
晴天:独軍航空支援(AIR)2戦力、ソ連軍AIR9戦力 
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▼第9ターン(1945年1月9日) ソ軍プレイヤーターン終了時の全景 初めてのステップ補充貰うが、機械化歩兵は歩兵ステップで回復させるので、戦車ステップが余り、仕方なく1戦力の自走砲(SU-76)を2ステップも支払って復活登場させる。
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▼第10ターン(1945年1月10日) 独軍プレイヤーターン終了時の全景
晴天:独軍航空支援(AIR)4戦力、ソ連軍AIR2戦力 
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▼第10ターン(1945年1月10日) ソ軍プレイヤーターン終了時の全景
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▼第10ターン(1945年1月10日)終了時の独軍主戦線〔第4SSと第3装甲軍団が中央で合流〕
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▼第10ターン(1945年1月10日)終了時の独軍南部バラトン湖湖畔 ハンガリー第1軍戦区
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▼第10ターン(1945年1月10日)終了時の独軍ドナウ河北岸〔独軍第57装甲軍団戦区〕
 険し過ぎる地形に阻まれて、攻勢限界を感じる場面
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by ysga-blog | 2009-10-24 23:58 | (HJ)Bitter End 対戦記 | Comments(0)

(HJ/コンパス)ビターエンド/Bitter End ブダペスト救出作戦、面白れぇ~!! 3

▼第11ターン(1945年1月11日)独軍プレイヤーターン終了時の全景 降雪
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▼第11ターン(1945年1月11日)ソ軍プレイヤーターン終了時の全景 ドナウ西岸ブダ市街完全解放(独軍第13装甲師団を全周包囲して攻め立てた末)
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▼第12ターン(1945年1月12日)独軍プレイヤーターン終了時の全景 曇天
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▼第12ターン(1945年1月12日)ソ軍プレイヤーターン終了時の全景
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▼第13ターン(1945年1月13日)独軍プレイヤーターン終了時の全景 降雪
 独軍二次奇襲宣言! 疲弊マーカで囲まれた範囲内にいるソ連軍ユニットに対する攻撃には奇襲による恐慌効果〔防御地形レベルは最大でも2となり、ステップロスの任意選択不可/退却強制〕が適用される
 これにより南部の要衝都市セーケシュフェヘルヴァール陥落!(たった1差で。奇襲でなければ当然ステップロスで耐えるのだが奇襲は退却強制なので)。 しかしその他の攻撃はやや不発気味。『奇襲と決めたターンに、よりによって雪が降り、SS装甲師団の移動が思うようにいかず、戦力の集中を妨げられた』とは独軍の弁
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▼第13ターン(1945年1月13日) ソ連軍プレイヤーターン終了時の全景
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▼第13ターン(1945年1月13日) ソ連軍プレイヤーターン終了時の最前線
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▼第14ターン(1945年1月14日) 独軍プレイヤーターン終了時の全景
晴天:独軍航空支援(AIR)8戦力、ソ連軍AIR15戦力 
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▼第14ターン(1945年1月14日) ソ連軍プレイヤーターン終了時の全景
独軍攻勢開始2週間〔半月〕後の戦況図
 この段階での独軍VPは、コマルノ(10VP)、タタバーニャ(10)、タタ(10)、モール(10)、セーケシュフェヘルヴァール(20)、ブダペスト市街地確保ヘクス数(20)、ブダペストまで10ヘクスに接近(10)。
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▼第14ターン(1945年1月14日)終了時の独軍主攻軸正面
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▼第14ターン(1945年1月14日)終了時の南部戦域
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▼第14ターン(1945年1月14日)終了時のドナウ側北岸戦域
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ソ連軍プレイヤーによる対戦後コメント『いや~、作戦級の醍醐味を満喫しました。全26ターン中14ターンまでフルで終わらせましたが、思う存分、本格的な作戦級をプレイでき、本当に充実感を味わいました。
心底Bitter Endは良いゲームだと実感しました。特に末期戦好きには堪りませんね。ホビジャが出した作戦級ゲームの中では一番の出来なんじゃないでしょうか。コンポーネントも綺麗ですし〔コンパス版マップは酷い〕。 あとこれでヘクス番号さえ入っていれば、いろいろと助かるのになぁ〔ちなみにコンパス版マップもヘクス番号なし〕。お互い長考派になっていないことも判明しましたし。満足満足』。


独軍プレイヤーによる対戦後コメント『最終ターンの状況を見ていると、ドイツ軍の主力はまだ余力を残しており(大部分のユニットが完全戦力)、進撃方向の平坦な地形とあいまって、もう少し前進できたのではないかという気がしてきました。また、ダニューブ(ドナウ)河北岸の戦い方にもちょっと悔いが残っています。
 じっくり眺めてみると、コンパス版のマップも真冬の寂寥感が滲み出ていて、それほど悪くないと思えるようになってきました。確かに地形が見分け難いものの、何度もHJ版をプレイした人であれば見間違えることはないでしょう。
できれば、今度は2日間かけて、コンパス版のルールとコンポーネントで、じっくりプレイしてその顛末を見てみたいですね。』

by ysga-blog | 2009-10-24 23:57 | (HJ)Bitter End 対戦記 | Comments(0)

血風惨雨!ブダペスト市街戦の顛末

 血で血を洗うような、地味で凄惨な市街戦が繰り広げられたブダ・ペシュト攻囲戦
 野戦と並列で並べても動きが分かり難いので、市街戦だけ抽出してまとめて掲載しておきます〔黄色の数字マーカーは当該ターンを、赤いキツネはソ連軍プレイヤーターンの終了を示しており、必然的にゲームターンの終了時の様子となります〕。
 今回の対戦で印象深かったのは、SS第22マリアテレジア騎兵師団と、ハンガリー第10歩兵師団+ハンガリー戦車大隊スタックの獅子奮迅ぶりで、ソ連軍が十数回攻撃を仕掛けて、ことごとく撃退されるという凄まじさでした。その内、何度かは同一ヘクス内戦闘にまでもつれ込んだのに、全て反撃で撃退してしまいました。
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 市街戦だけでもなかなか面白く、ブダペストだけの市街戦シナリオも欲しいところです。市街戦で盛り上がっていると、ブダペストやブレスラウなどの市街戦ゲームをシリーズで出して欲しいものだという話になりました。
by ysga-blog | 2009-10-24 23:32 | (HJ)Bitter End 対戦記 | Comments(0)

(HJ)ビターエンド/Bitter End ブダペスト救出作戦プレイしました

▼(HJ)ビターエンド/Bitter End ブダペスト救出作戦
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 あくまで個人の感想ですが、発売直後に購入し、10年前に対人戦を諦めて手放したビターエンドを入手以来25年を経て遂に対人戦でき、感無量です。昔(高校時分)は難易度の高いルールと思っていましたが、今読んでみると意外なほど簡単なルールに驚きました。また、いつか実践する日もくるだろうと、1987年に入手したっきり、今まで日の目を見なかったホワイトファングの会誌(第9号)に載っていた、ビターエンド作戦研究の検証も行いました。なお史実展開の確認には、コマンド13号の歴史記事を参照しました。
 なお今回はコンパス版のルールに基づいてプレイしています。なぜならコンパス版の方がルールが随所に明確化されており、最低1ヘクス移動が認められるようなるなど、両軍が柔軟に戦えるようになっているからです(詳細後述)。

第1ターン(1945年1月1日)独軍終了時の全景 ちなみにヒストリカル・シナリオの選択ルール全込みでのプレイです。天候は曇天、ソ連軍予備解除は「B」
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第1ターン(1945年1月1日)ソ連軍終了時の全景
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▼第1ターン(1945年1月1日)終了時のブダペシュト市街
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第2ターン(1945年1月2日)独軍終了時の全景 天候は曇天
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第2ターン(1945年1月2日)ソ連軍終了時の全景 予備解除された第5親衛騎兵軍団が「突破戦法」にて南部独軍の首根っ子を切断。突出した南部独軍装甲部隊は、ほぼ全て補給切れに
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第3ターン(1945年1月3日)独軍終了時の全景 どうせ補給切れだ。それならブダペスト方面へ突っ走ってドナウ西岸のソ連軍をごっそり補給切れにしてやると前進(HJ版では道路の通っていない橋にコンパス版では道路が通っている事に留意)。補給切れの独軍ならブダペストに近づいてもソ連軍を刺激(解除)しないので。その結果、ソ連軍ブレイヤーは全て補給切れだと早合点して移動。しかし占領したばかりのブダペスト北隅の橋に鉄道が通っていることが判明して、突破フェイズの移動では補給下での移動に戻しました。逆に言うと独軍ブダペスト守備隊は、市街南北隅の鉄道橋を死守すべきだと。
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第3ターン(1945年1月3日)ソ連軍終了時の全景
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※今回コンパス版のルールでプレイする為にHJのルールと読み比べてみて感慨深かったのは、参考にしたホワイトファング会誌のビターエンド作戦研究記事(桑島良明/著)に、HJビタエンの問題点として挙げられていた以下の点が全て解消され、明確化されていること。ディベロッパーは、かなりビターエンドをやりこんでいるのが分かる。

1).シナリオ勝利得点として名前が挙げられている都市名がマップに見当たらない(それらしいのは有る)。
→ホビジャ版では謎の都市だったTATAとは、ホビジャ版マップの第4SS装甲軍団攻撃発起点(小川の西側小さな湖ヘクスサイドの下)にある「Tatatovaros」の事だった。そんなの分かるもんか。都市名が全然違うじゃないか!? 《09.10.24追記》
→ソ連軍仮想ヴァリアント配置で基準となる「SENTENDRE」だが、コンパス版もホビジャ版と同じく、ここしかないと思われる都市名は「SENENDRA」で微妙に名前が違う。しかし総合的に判断して、ルール記載の場所は「SENENDRA」で間違いはないと思われる。と言っても上記のTATAと違って、仮想ヴァリアント配置なんて使わないので、これに関してはあまり問題はない。《09.10.24追記》

2).ドナウ河ブダペシュト南方CZEPEL島に架かるSZAZHAMOMBATTA橋に、なぜか道路が通っていない事で、ドナウ西岸のソ連軍が全て補給切れに陥れられる危険性が高い。
→コンパス版では一級道路が通っている。ホビジャ版はデザイナーの指示ミスだったと思われ。そのお陰であたらゲームバランス悪化を招く事態に...。《09.10.24追記》

3).ある橋の爆破は、1ゲームターン中に何回行って良いのか明確化されていない。
→ルール改訂と共に明確化(後述)。《09.10.24追記》

 著者の桑島氏は文末に、『このゲームの第2版を出してもらいたいと思っている(絶版のゲームに第2版が出るはずはないと思うが)』と記してあるが、コンパス版はまさにその第2版であり、HJルールと比較した場合、以下の修正/追加と明確化が施されていた(あくまで個人的に気が付いた点であるが)。

・コンパス版の最重要ルール変更:退却がヘクス数ではなく、移動力換算と明確化された。
 例えば1-2-4の歩兵が平地(防御レベル1)で守っていて戦闘結果5を被ったとする。ここから防御レベル1を引いた4の結果をステップロスまたは退却で満たさなければならないが、この弱っちぃ歩兵は1ステップしか持たないのでステップロスではなく退却を選択した。しかし退却可能なのは真後ろの森林荒地しかないとする。森林荒地の地形コストは4MPである。従って森林荒地に1ヘクス退却すれば、4移動力分の退却を満たしたと見なされる(これはルールブックの例示で明確化されている)。
 これにより退却はあくまでヘクス数換算だったホビジャ版では、ユニットの消耗率が高く、堅い地形にいるとかえって退却強制でユニットが吹き飛ぶという珍現象が多発した。またこれにより地形の険しい北方ルートや第4SS装甲軍団正面の山脈地帯の方が、ソ連戦線の崩壊が早かったりした。そのため巷で取り沙汰された南方シフトなんてしなくても、真っ正面から突進してブダペストを救出する確率もかなり高かった。《09.10.24追記》

・最終的な戦闘結果の数字が、ユニットの許容移動力を超過していれば正規のステップロスとは別に追加で1ステップロスを被らなければならなかったが、この場合の移動力はユニット記載の額面移動力であると明確化。ホビジャ版では補給切れで移動力が半減していたら、その半減移動力を基準にするのではないかという解釈も根強かった。従ってその解釈でプレイしているとユニットの消耗率が高かった。《09.10.24追記》


・コンパス版の地形効果表では、自動車化/機械化/装甲〔機甲〕ユニットでなければ、道路がなくても強荒地に4移動コストで進入できるようになった。《09.10.24追記》


・独軍駆逐戦車は対戦車砲と見なされる。ただし純粋な戦車とは見なされず装甲効果(ダイス有利△1)は得られない。しかしその機動性によって戦車が地形から被る罰則は適用される(森林荒地にZOCが及ばなかったり、険しい地形に路外では侵入できなかったり)。

・補充ポイントでは、駆逐戦車や工兵など特殊兵科の復活や再建ができないと明確化。

・補給下のユニットには最低1ヘクス移動が認められるようになった。ただし非補給下のユニットは不可。

・常時スタック制限適用に関して、移動中、退却中、戦闘後前進中にも適用されると明確化。

・攻撃力ゼロのユニットも便宜上攻撃に参加できると明確化。これによりゼロ攻撃力でも装甲効果や工兵効果を与えるために攻撃に加わったり、戦闘後前進に加わるために攻撃に参加するといったことができるようになった。

・同一ヘクス内戦闘においても、ユニットの戦闘力に影響を与える地形効果は依然有効であると明確化。例えば森林荒地での同一ヘクス内戦闘では、依然、戦車や機械化歩兵の攻撃力は半減される。

・退却に関して、移動力換算の為に最低1ヘクス移動の考え方は適用できない。

・攻撃側に対戦車砲、高射砲、駆逐戦車が加わっていたとしても、防御側の装甲効果を打ち消す要因にはならない。

・橋(自軍支配下)の爆破に関して、自軍プレイヤーターンならいつでも無条件にダイス判定なしで爆破できる。
 ただし敵軍プレイヤーターンに行うなら、ダイス判定4以下成功であり、この爆破判定は一つの橋に対して1ターンに1回しか行えないと修正&明確化。

・破壊された橋は、以後、浅瀬と見なされる。

・予備拘置されているソ連軍18戦車軍団32機械化歩兵旅団は、セットアップの段階でブダペスト篭城軍と接敵しているが、それによって予備解除はされない。あくまでスケジュールに従って解除されるか、補給下の枢軸軍が隣接/侵入してきた場合に限られる。

・ブダペスト攻囲軍の解除に関して、歩兵だけでなく対戦車砲も解除可能となった。またドナウ河北岸の独軍に関しては、ブダペスト市街から15ヘクスというカウントは、ドナウ河東岸沿いに15ヘクスとカウントする。ただし突撃ボートで南岸に渡河してきた場合には、通常通り15ヘクスの範囲内であるかどうかが問われる。
 またブダペストの篭城軍が全滅するか、全て市街から脱出してしまった場合、攻囲軍は以後、行動の自由を得る(常に市街から2ヘクス以内に位置するという攻囲義務から解除される)

・ターン終了時にブダペスト篭城軍の周りに切れ目のない戦線ができていない場合、そういった各ターン2VPずつ独軍が得られる。

・天候判定は、第1ターンも含めて、毎ターン必ず行うと明確化。

・セカンドトライこと12ターン以降の奇襲宣言は、独軍戦闘フェイズ開始時に宣言すると、その宣言のタイミングが明確化された。。《09.10.24追記》

by ysga-blog | 2009-10-12 17:29 | (HJ)Bitter End 対戦記 | Comments(0)