▼(仏Vae Victis誌#81)剣にかけてシリーズ
Epees et Hallebardes 1315-1476
剣と矛槍/スイス中世の3つの戦い:1315~1476年より『グランソンの戦い(1476年3月2日)』 「戦闘技術の歴史2 中世編 AD500-AD1500」(創元社)でも印象的に描かれていたスイス矛槍兵の戦い振りをシミュレートできるシナリオ群より。
仏シャルル豪胆公(緑)vs.
スイス8州同盟軍(赤)の戦い。
当時ヨーロッパで最も豊かと言われたブルゴーニュ公国のシャルル突進公は、このグランソンの戦いにおいて、スイス農民兵の前に惨敗。人生初の敗北を喫することになる。ちなみにこの「突進公」の異名はフランス語のテメレール(Temeraire)で本来は無鉄砲、猪武者のような意味合いであり、猪突公、軽率公などとも訳されます。
士気も高く、戦力も大きい(おまけに騎兵突撃も効かない)スイス槍兵に対し、余裕をぶっこいて後衛3隊を予備拘置して前線に投入しない仏軍の不利さ。しかし隘路を通って兵力の逐次投入しかできないスイス軍の前衛を切り崩し、後詰めの渋滞によって潰走不能となって次々除去されるスイス軍。大兵力が隘路の出口で迎撃されて苦戦する状況は、大阪夏の陣で後藤又兵衛が奮戦した「国分の隘路口」の如し。
沖縄航空戦を終えた2人が、昼前に到着したMiuさんを誘っての三人戦。Miuさんにはその場でルールを口頭説明しての対戦だったが、もともとシンプルで合理的なシステムなのですぐに戦いに慣れた様子。
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スイス農民TUEEEEEもうやめて!突進公の尊厳はとっくにゼロよ! 序盤、予想外の善戦で優位に戦いを進めてきた仏軍だったが、スイス軍の増援が平野に溢れて延翼してきた為に隘路の有利さを失い、スイス兵の優秀さが発揮されて、もはや成す術もなく敗走状態に陥った。
スイスはホンマ怖ろしいところや 「剣にかけて」シリーズは、中世の合戦物として非常に良くできていて、盛り上がるゲームだと再確認した。