早速ソロプレイしてみた「独ソ戦ソリティア」その5(バルバロッサ作戦終了:42年春の終わりまで)

(VPG/CMJ)独ソ戦ソリティア:
Barbarossa Campaign
Russian Front 1941-45
(Jコマンド誌別冊)ワールド・ウォー・シリーズ第3弾
ソロプレイ専用「独ソ戦ソリティア/バルバロッサ・キャンペーン」


▼ 第4ターン(42年春季)の通常戦闘フェイズ展開。電撃戦でツイていた分、通常戦闘で揺り戻しが(通常戦闘でも春の泥濘効果で不利なシフトが適用されるのもあって)。
お陰で北方のソ連軍一挙包囲に失敗。ナルワの山岳歩兵が前進できていれば、一気に史実に近い戦線に復帰できたのに。それでも南方ではハリコフの占領に成功。さらに占領ボーナスも得られて、ようやく開戦以来2箇所目の目玉となった。
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▼ ソ連軍反撃フェイズの反撃箇所計算。戦線が入り乱れた分、反撃箇所は多い。
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▼ ソ連軍反撃フェイズの展開。今回は枢軸軍が粘りを見せ、北方の一部を除いて反撃を弾き返した(ソ連軍視点では緑チットが最悪)。
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▼ 第4ターン(42年春季)終了時の盤面全景。ターン末のイニシアチブ計算では、キエフ&オデッサ占領によるウクライナ支配+1、ブレスト・リトフスクとハリコフ占領時のボーナス計+2、兵站重視+1による計+4、幸いソ連軍の戦車進化△1はイベントで取り除かれたので、そのままイニシアチブ+4となった。
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▼ 第4ターン(42年春季)終了時の前線全景。戦線が入り乱れて、最前線ユニットが19個に達したので最低限、枢軸弱小軍が3駒ないといけなくなり、南部は装甲軍と大ドイツ歩兵以外、全てルーマニア軍に。それでも、次のターンにはバルバロッサ奇襲に次ぐブラウ作戦/奇襲効果が得られるので、原則としてこの前線を基点として42年夏季攻勢を組み立てられる。幸い、上限一杯の4個装甲軍と特別歩兵2個を盤上に持ち、再配置を利用すれば、まぁまぁの好位置から進発できると、捕らぬ狸の皮算用。
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▼ ちなみに一応この4ターン末で、バルバロッサ作戦シナリオとしての勝敗判定(次のシナリオ開始条件と比較して判定)を行えるので、参考の為に計算してみたところ、史実に比べて進出ラインはかなり遅れているが、イニシアチブ値が史実より2多い+4である事で「+1」、ただし勝利得点が史実+2に対して+1なので「△1」、相殺するとゼロになって『引き分け』と判定された。
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▼ 取り敢えず、昨年11/23にプレイしたのが4ターンのバルバロッサ作戦シナリオ終了までだったので、ここで一旦プレイの手を止めた。だが、やはり続きが気になって仕方ないので、最大のお楽しみでもある、42年夏季/第5ターンのイベントカード(夏なので2枚)だけ引いてみた。その結果、1枚目が「レニングラード要塞化」で、既に要塞化されている為、代替えに特別イベントを引いたところ、カード番号36で、まさかの「ソ連軍即時反攻」。その要件は最も接敵ヘクスの多い枢軸軍が自動的赤チットで反撃解決されるとあり、調べてみるとハリコフの装甲軍が周囲5箇所をソ連軍に囲まれており退却不能で除去、赤チットは突破+親衛赤軍への昇格であり、続けて引いたチットはまたも赤で更に一歩前進(写真の矢印)。これにより大ドイツ歩兵も退却不能で除去された(スタックできないことによる退却不能であり、禁止地形への退却不能ではないので一時的除去に過ぎず、ターン末には復活できる。このゲームでは〈一時的〉除去と、〈完全な除去を表す〉壊滅とで定義が明確化されている)。
 しかも、全くの偶然とは言え、時期的にも逆襲的にも、史実における『2次ハリコフ戦』そっくりの展開に、自虐的ながらも胸が熱くなる。
 
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やっぱ、独ソ戦ソリティア、面白れぇ~
 ソ連軍はノンプレイヤーのソロプレイゲームだからノリで楽しめばいいなんて舐めていたら、こっぴどい目に遭わされた。これは作戦研究しないと史実の結果にも追いつけん。だけど、これぐらい手強いほうが、長く楽しめるというもの。ミンデン・ゲームズで原型が1998年に作られただけに、10年かけて練り込まれた完成度は伊達じゃねぇ。
by ysga-blog | 2011-12-01 23:50 | (VPG/CMJ)独ソ戦ソリティア遍歴 | Comments(0)
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