(仏Vae Victis誌60号付)POUR DIEU ET POUR LE ROY
神の為、そして王の為に
哀川さんの対戦後コメント:普通では触れないであろう戦史に触れることができ、
とてもうれしかったです。初手にカトリノー(ヴァンデ軍の初代総帥)とボンシャン
(ヴァンデ軍最良の将軍。自分の死の間際、怒り狂って捕虜を殺そうとした兵士に対し、紳士的な振舞を説いた逸話が有名)が戦死し、そこから坂道を転げ落ちるような敗勢に陥るところが史実同様で、敗北にも関わらず興奮してしまいました。
ヴァンデ軍はできるだけボカージュの奥に革命政府軍を引きこまないと苦しいです。弾薬不足によるサイの目修正が痛く、ボカージュの1コラムシフトと道路から外れるだけで補給切れになる革命政府軍の弱点をつく戦い方が求められると思います。
(ただし道路をふさいでおかないと重要拠点に入られてサドンデスを喰らうので、そこをどう守るか、も重要)
また、独力では弱体な下ポワトゥ、ロローをどうフォローして戦闘に勝利させるか、彼らが弱体かついつまでも弾薬不足だと、革命政府軍に大戦力で追いまわされてあたら戦意をくれてやることになってしまいます。
積極的に攻撃しないと将軍がギロチン送りになってしまう革命政府軍。そこで、「どう攻撃させるか」というタイプの戦い方がヴァンデ軍には求められると思います。
いろいろ考えることの多いゲームで、とても面白かったです。叶うならまた再戦したいゲームです。
ヴァンデ反乱鎮圧されるの盤面。やはり反乱軍には巧妙に立ち回るゲリラ的発想が必要なのだろう。いずれにしても、これは面白そう。