YSGA第308回定例会の様子その2(作戦実施70周年記念の「グレネード作戦」(SPI/HJ)

作戦実施70周年記念(1945年-2015年)
(SPI/HJ)オペレーション・グレネード
Operation Grenade
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70周年の機会を逃してはならぬと、前回パットン第3軍で腕慣らしした二人が、引き続き1945年2月末からの西部戦線グレネード作戦をプレイ。
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もっちひさんの対戦後コメント:ドイツ軍を担当し、ローエル・ダムの決壊は漸次増水を選択。連合軍は作戦開始日が2月17日~24日の間で選択となる。
通常はローエル渡河攻撃によるドイツ軍の防御力増加(3~5倍)が低めで奇襲シフトも付く20~23日が選択されるが、対戦相手が初プレイだったため、過去の経験から作戦期間確保を優先しての17日攻撃開始を勧める。結果的にはこれが自分のクビを締めることに。

第1ターン、 濁流をものともせず攻撃を開始した米軍は、3個所で撃退されながらもデューレンとリンニッヒでローエル渡河に成功。
ドイツ軍はリンニッヒ以南の部隊を撤退させエルケレンツ~グレーヴェンブロッホでの抵抗を企図。

逃げ遅れた2個連隊と2個砲兵旅団は補足・撃滅されるが、第3ターンには雨天で航空支援を欠く連合軍の攻撃をエルケレンツとヘクス0912の丘陵(ティッツ?)で撃退するのに成功。なんとか予定の防衛線を構築。

第4ターンには南方で米第7軍団がケルンに突入、国民突撃隊4個大隊のうち1個がケルン市街中央(大聖堂)を死守し、残りはライン川対岸へ。大聖堂守備隊は撃滅されるも、ホーエンツォレルン橋の爆破には成功。残存部隊は北上を開始する。
一方、米第13軍団の一部はノイス方面に進撃し、ドイツ軍防衛線の柔らかい下腹部を狙って来る様子。東方からの増援406師団が支えているが、ケルン方面からの転進部隊到着までもつのか?
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第5ターン、米軍の猛攻にエルケレンツが陥落、その東方でも突破部隊が一気にライトまで突進する。グレーヴェンブロッホも抜かれてドイツ軍の防衛線はもろくも崩れ、左翼の2個連隊は包囲されてしまう。
さらにライン河畔ではノイスが占領され、ライン川渡河や勝利得点都市占領にも脅えねばならない。
ケルン方面からの転進部隊は米第7軍団(移動制限で北上不可)の嫌がらせでライン川沿いの道路が使えず東に遠回り。

戦線にほころびが見えてきたドイツ軍だが、ここで北方から装甲教導師団(の成れの果て)が登場!
これでドュッセルドルフ方面が一息ついたので、ライトに突出した米第30師団117歩兵連隊(1ステップ損耗)に対し、なけなしの装甲兵力を投入しての反撃作戦を決行。北西からは第11装甲師団、東からは第9装甲師団が「ヤンキーめ、教育してやる」とばかりに襲いかかる!
戦闘比は8対1、6~8以外の出目なら壊滅となり戦闘後前進で防衛線を再構築出来る。さらに左翼の孤立2個連隊とも連絡線がつながり言うことなしだ、パンツァー・フォー!…出目は7。ドイツ軍の反撃はノイス奪回のみに終わり、戦線の立て直しに失敗。

第6ターン、米軍はライトを再奪取、第9装甲師団も戦車大隊を失い後退する。
東ではノイスの鉄道橋(1611)に迫るも、爆破成功でライン渡河は阻止。ドュッセルドルフには国民突撃隊3個大隊が編成される。
ドイツ軍は南方から増援部隊を得るも、米第7軍団の移動妨害で主戦場到着はまだまだ先になりそうな様子。

第7ターン、孤立部隊左翼を撃滅した米軍は、突破により第9装甲師団を包囲。
平地で接敵したドイツ第9装甲師団は攻撃を余儀なくされる。戦車大隊に犠牲攻撃を行わせ、装甲擲弾兵連隊 (16戦力)は後方を厄する米歩兵連隊に4対1攻撃で血路を開かんとするが…サイの目は8で1ステップ損耗のうえ後退、敵Zocのためさらに損害を受け基幹部隊と化してしまった。
第12軍団の死守命令が解除され南下を開始するが、もはや戦線構築は間に合いそうもない。
中心戦力を失ったドイツ軍の大崩壊が始まった。
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第8ターン、米軍の怒濤の進撃が始まり、ドイツ軍の貧弱な防衛線はたちまち食い破られる。米第16軍団はメンヒェングラードバッハ、フィーアゼンを占領して、ノイスから北上した第13軍団とクレーフェルトで連結。クレーフェルトでは国民突撃隊2個大隊が編成されるもたちまち市外へ叩き出され、装甲教導師団は包囲環の中に取り残される。
ドイツ軍はようやく戦略撤退が許可された第2軍団やケルン方面からの転進部隊で穴を塞ごうとするも、もはや手遅れか。
さらに気付けばクレーフェルト‐ユルディンゲン橋(旧名アドルフ・ヒトラー橋)の爆破位置に部隊がいない!

第9ターン、初の晴天となり、航空支援下に米軍の進撃は続く。装甲教導師団は壊滅し、クレーフェルトは占領、北部のVP都市群にも脅威が迫る。
一方、無傷のクレーフェルト‐ユルディンゲン橋(2220)は「血のバケツ」こと米第28師団が渡り、ライン渡河一番乗りの栄誉を手にする。
ドイツ軍は慌てて北方のVP都市に部隊を送り込み、第11装甲師団と南方からの第338師団を橋頭堡の抑えに向かわせるも、反撃の機を逸したのは明らか。

第10ターン、米軍はユルディンゲンでさらに2個師団を渡河させ、メールス‐デュイスブルク間の橋(2120、ノイエンカンプ橋?)に迫るが、こちらは爆破に成功。
北方ではVP都市ゲルダーン、ラインベルク、メールスが攻撃を受けるが、奇跡的になんとか耐えきった。
ドイツ軍はデュッセルドルフ~デュイスブルクに戦線を張るので手一杯。
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▼10ターンまでプレイしたところで時間切れ(閉会時間ギリギリ)
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ここで残念?ながら時間切れ。仮にVP計算してみると、クレーフェルト-ユルディンガー橋が5VP、ケルンが3VP、ノイス、メンヒェングラードバッハ、フィーアゼン、クレーフェルト、ルールモントが各1VPで計13VPと、なんとドイツ軍最低限勝利。
とはいえ残り6ターンもあり、最終的には米軍決定的勝利で間違いない。
 反省点としては、なまじ高い戦力チットを引いて装甲反撃を行い自滅したこと、橋の防備をおろそかにしてあっさりライン河を渡られてしまったことだろう。
 漸次増水時のDデイは、例えば宣言後に17日はサイの目1を出した時のみ、18日は2以下…として22日以降は必ず選択できるとかでも良いかもしれない。ドイツ軍には時間が最大の味方であるのだから。
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by ysga-blog | 2015-02-08 20:45 | (SPI/HJ)グレネード作戦対戦記 | Comments(0)
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