第347回定例会の様子その3 (仏Vae Victis誌82号)タウグス・フルーモス(ルーマニア国境1944年4-5月)そのⅱ

(仏Vae Victis誌82号)タウグス・フルーモス
(ルーマニア国境1944年4-5月)
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【再戦】斬新なルールなので1回目はシステム慣熟プレイに終始。その為、展開は極端にプレたが、2回目は順当に足場固めを行ってから正攻法で
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▲ 第1ターン終了時 ▼
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1行動点で塹壕を掘れるので、お互い戦線を築いての塹壕化が進む(塹壕マーカが足りなくなるので代用マーカ使用)。
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独軍GD師団が痺れを切らして赤軍戦車スタックを包囲。しかし、これによりタウガス・フルーモスの守りが薄くなっていた...
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▲ 第2ターン終了時 ▼
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 実は独軍のネックは補給線であり、中央の最前線近くに有る道路が命綱。この時点ではそれと気がつかない赤軍が、2シフト有利な準備攻撃(行動点2消費)による強制前進で道路に隣接。ZOCで補給を遮断していたのに後で気が付く。
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Dublinさんの対戦後コメント:気を取り直して同じ陣営で第2戦。

矢張り先手でトゥルグ・フルモスを占領する。
初期配置でいろんな所に露助が浸透しており、今度は東の1個装甲師団が河の向こうで遊兵と化してしまったので、トゥルグとヤシを繋ぐ街道の守備に苦戦し、その内に司令部を考えて配置しないと補給切れになるようになってしまった。
指揮が半分麻痺する逆電撃戦状態である。
44年春程度ではまだまだ末期戦ではないと宣ふ我らが会長殿は、補給切れ上等で強襲を繰り返し、第3ターンでトゥルグ・フルモスを遂に占領する。
準備攻撃というモードを使うと司令部から支援チットが2枚追加できるようになる。
従って、司令部に重砲兵やカチューシャがあると航空機も含めて5シフトさせることが可能である。
この大火力と疲労覚悟の連続活性化を併用すると、縦深戦術理論が無理なく再現できるのである。

ということで、1回目のプレイで2ターン、2回目で3ターン、計5ターンを丸一日でプレイする。
慣れれば全9ターンの対戦をプレイすることも不可能ではないであろう。
中盤にも増援がそこそこ出てくるので、どう介入してくるかを見てみたいものである。
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▲ 第3ターン終了時 ▼
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 タウガス・フルーモスの守りが薄くなっていることに気がついた赤軍は、狙い通り第3ターンのイニシア勝負に勝ち、初手でタウガス・フルーモスを強襲。
 他組織の歩兵師団が隣接していたことで(スタック制限的に)戦力集中が半端になったが、準備攻撃による2シフトと、攻勢チット2枚(2シフト×2)による計6シフト効果で、一気に独軍守備隊を1ステップにまで減少させ、残っていた戦車で波状攻撃を仕掛けて見事にこれを占領(と言っても、最良の出目6でしか成功しなかったところ6を出した)。
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赤軍左翼では、湿地を押し渡った赤軍歩兵がプルート河渡河点をZOCで封鎖。戻れなくなった独軍装甲師団は、前に押し出す戦法に出る。
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中央補給線を切られた独軍は、別の補給源から補給を引くが、第1ターンから包囲されて森に立てこもっていた赤軍空挺師団が邪魔で、反撃主力のGD師団に補給が届かず。
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 ユニットごとの逐次行動ポイント消費(波状攻撃や戦闘後(攻撃側退却後も含む)の移動、攻撃で開けた穴から後続が突破など)、戦闘結果で得た突破箇所マーカの隣接は敵ZOC無効という特徴的ルールが非常に面白い。
 また、ユニットに☆が付いているものは戦車を持つとされて、その効果を得るための戦車戦判定もあって盛り上がる。
 コラムシフトやダイス修正を得られる支援マーカも、ターン冒頭に複数ある軍組織に割り当てるシステムなので、先攻後攻や戦況の動向によって使えずに無駄になることもあって悩ましい。
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※赤軍には唯一4ステップを持つ10戦力戦車軍団があるのに注意(スタック制限が6ステップなので、大抵3ステップの赤軍戦車とスタックできない)。
 また、独軍の戦車連隊も4ステップなので、通常の独軍歩兵やルーマニア軍とはスタックできない。

by ysga-blog | 2018-05-12 20:13 | 【その他;独ソ戦:全般】 | Comments(0)
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